三十一話 ページ32
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『･･･熱っ･･････！！』
「ししっダッセーの」
隣でベルが笑う。
今、僕は自室でベルと夕食を食べている。
壁に掛かる時計はもうすぐ12時を指すところだから、随分遅い夕食だ。
なぜベルがいるかというと、監視の為らしい。
三日後までオッタビオという人は帰ってこないらしいが、部下さん達から情報が伝わるかもしれない、と考えてのことだそうだ。
というわけで、ベルと共に味噌汁とご飯、そして魚を食べている。
ここはイタリアだが、なにが食べたいと聞かれ、城にいた頃も、ピザとかパスタとか(たまにカレーを作ってもらってたけど)･･･日本料理を食べていなかったことを思い出した。
家出後もパンばっかりだったから、小麦に飽き飽きしていたところだ。
熱い味噌汁が懐かしい。
ベルによると、これを作ったのはサングラスさん･･･ルッスーリアさんと言うらしい人が作ったものだそうだ。
変な格好をしたオカマだと思っていたけど、料理上手だとは思わなかった。
つか思い出せなかった。
にしても、親切でありがたい。
望んだものを作ってくれるとは。
『･･･ん、ごちそうさまでした。ありがとう、ベルフェゴール･･･さん。おいしかったと、ルッスーリアさんにも伝えておいてほしい』
礼を言うと、ベルフェゴールは笑った。
年上だから、さん付けした方がよいだろうか、やっぱり。
するとベルフェゴールは言った。
「ベルフェゴールってなげーだろ。ベルでいいし、さん付けもいらねー」
お前のこともAって呼んでるから、と指を指される。
ベル･･･ベル。
『ああ。分かった、ベル』
「食器はオレが返すから寝ろよ」
明日5時半起きな、と言って出ていくベルを見送って、ベッドに入る。
枕に顔をうずめ、目を閉じる。
今12時くらいだから･･･5時間とちょっとしか寝れないじゃないか。
明日、欠伸をこらえるのをがんばらないとな。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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ART - リツさん» ありがとうございます！！･･･誰落ちになるんでしょうね･･･？作者にも分かりかねます(笑)選択肢増えるように頑張ります･･･!! (2015年4月3日 19時) (
レス) id: 1d5e9ac749 (このIDを非表示/違反報告)
リツ - 物凄く面白かったです。更新頑張ってください！将来的にベルとくっつくのか他の人とくっつくのか楽しみです。 (2015年4月2日 15時) (レス) id: 8c87cebd05 (このIDを非表示/違反報告)
ART - なっちゃんさん» マンガ入ってしばらくしたらアンケートとろうと思っています。その時は是非投票してください！読んでくださってありがとうございます！！ (2015年3月22日 19時) (レス) id: 1d5e9ac749 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - これって落ちあるんですかね？あるんでしたら希望してもいいでしょうか？ (2015年3月15日 20時) (レス) id: c0e3f0e80b (このIDを非表示/違反報告)
ART - 黒兎@minamiさん» 直しました。ご指摘ありがとうございました！！ (2015年3月15日 17時) (レス) id: 1d5e9ac749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ART | 作成日時：2014年12月30日 11時
