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「う〜〜〜〜〜〜ぎもぢわるい…」
あれからどれだけ呑んだのかは分からないけど気づいたら自分で歩いてきたのか公園のベンチに座っていた。そもそも此処が何処にある公園なのかもわからない……終わった……昔から酒癖は悪い癖に沢山呑むから友達にもよく笑われてたなぁ。
「あ〜〜!!!!!謙信〜〜〜〜〜〜〜!どうしちゃったのよ〜〜!!!!!!!馬鹿!阿呆!!!」
それからベンチに座って蹲って大泣きしているとザッと言う足音と共に首に冷たい何かが当たる。
「泣いてる酔っ払っいって1番面倒くさいっすよ」
上からそんな言葉が降ってきて思わず顔を上げると月の光に照らされた何処かで見た事のある顔。
「……見たことある……」
「え?」
「誰だっけ……え〜〜っとあの普通な感じの…森……?いや、川…?川…輝かしい名前だったよな……輝??カワ・キくん??」
「俺中国人じゃねえから」
カワ・キくんはハハっと笑うと私の横に腰掛ける。
その後「まあ俺は君の名前知らないんだけどさ」とクズっぽい言葉を付け加える。
「酔っ払いに絡むと危ないよ?」
「なんか面白そうだったし」
「は?」
「謙信〜〜〜!でしょ?」
「聞いてたのかよ……」
無駄に恥ずかしくなって渡されたミネラルウォーターをがぶ飲みするとまた笑われる。
「1人で帰れます?」
「帰れないって言ったら送ってくれるの?」
カワ・キくんはまた苦笑いするから面倒くさいんだろうなぁと思うけど声掛けてくれるのは優しいんだろうなぁ。
「ん〜と、俺で良ければ聞きましょうか?」
「………いいの?」
涙で潤んだ目で上目遣いでカワ・キくんを見つめると「気持ち悪い顔は辞めてくださいね」とか言われた。
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りの(プロフ) - みさみささん» 嬉しいです有難うございます〜〜!!! (2020年1月5日 12時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - (^^)さん» うわぁぁあ嬉しいですひげじゅり!!(は)頑張りますね〜〜! (2020年1月5日 12時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ - この小説すごい大好きです^^どんな展開になるのかハラハラドキドキですね!更新楽しみにしてます! (2020年1月5日 6時) (レス) id: 34834b5626 (このIDを非表示/違反報告)
(^^) - ひげジュリめちゃめちゃ楽しみにしてます!!謙信なんて言うか、、、ドキドキしてます、、、早く続きが読みたい、、、! (2020年1月5日 2時) (レス) id: 71ac4c205a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぎょ | 作成日時:2019年12月10日 21時