文月の出会い【刀剣乱舞】 (ページ5)

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伍、ページ5

「あー、まだ眠い……」
「おら後藤しっかりしろ。夕餉だぞ」
「よっしゃ！いただきまーす」
「ちょっといきなりがっつかないでよ！」

がつがつと食べ始める男の子。
少し明るめの茶髪に、薄い紫のメッシュが前髪に入っている。
名前、は……恐らく後藤。
もうひとり、金髪に赤いふちのメガネをかけた子。
いただきます、と皆で言ってからご飯がなくなるまでは本当に速かった。
もう炊飯器がすっからかんだ……
食べ終わってびっくりしていると、いちにいさんが話しかけてきた。

「主殿、少し話をしてもいいでしょうか」
「大丈夫ですよ。あ、あと質問があるんですけど」
「はい、なんなりと」
「私に会った時、この子たちは私のことをしきりに主とか呼んでいたんですけど……」
「ああ。そのことについてちょうどお話しようと思いまして」
「はあ……？分かりました」

いつの間にか年長組も揃ってローテーブルに移動。
椅子にいちにいさんと私が座る。