文月の出会い【刀剣乱舞】 (ページ17)

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拾漆、ページ17

「一期、現状報告を頼む」
「はい」

突然引き締まった雰囲気になり、少々驚いてむせた。お茶が、気管に……
薬研くんが背中をさすってくれた。ありがとう。

「無事主殿は確保できましたが……そう言えば、加州殿を見たと後藤が言っていました」
「マジか。清光か……安定は？」
「見ていないと……」
「ふぅむ……どうしたものだか……と言っても手がかりが見かけた、だけじゃあなあ」

と鶴丸さんは考え込む。
私はなんだかいてもたってもいられなくなって、思わず口を開いた。

「私に任せてくれない？」
「主が？しかし記憶がないんじゃなかったか？」
「なんか、なんとなく近くにいそうな気がするの。清光くん？と安定くん……がどんな姿してるのかなんて知らないけど」

と訴えると、鶯丸さんと鶴丸さんは顔を見合わせて、一緒になって考えた。

「ま、いいんじゃないか。頼んだぜ主」
「ああ、頼むぞ」
「よし！」