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やっとホームルームが終わった
一番前の席って時間流れるの遅いのね
碧海くんどうしてるかなって
こっそり振り向いて碧海くんを探したけど
いちばん左端の席でいつもと変わらずお友達さんと喋ってた
もう脈なしですねハイハイわかりました、、
「なーにそんなに落ち込んでんの」
「…いってぇやめろ、」
後ろからポニーテールを引っ張られる
こいつは力加減というものを知らないらしい
景瑚ってヒョロそうに見えて意外と筋肉あったりするから
「女の子がそんな言葉遣いしないの」
「…うっさいわ」
「……ねぇ、碧海のどこが好きなの？」
急に声のトーンが下がる
後ろを振り返ろうにも、未だポニーテールを
掴まれているから振り返れない
「…クールで背高くて、たまに笑った時の顔が
可愛くて、勉強も運動もできて、、」
「あーーもういい、もうわかった！！」
「景瑚が聞いてきたんじゃん」
「…俺さ、Aのこと好きだから
もう少し意識してくんない？」
「は？」
なんの前触れも無しに放たれたその言葉に
頭ははてなマークでいっぱい
「Aってほんと鈍感だよね
こんなに俺がアピールしてんのに」
こんなに気付かない子はじめて〜とか言って
「鈍感って、そんなわけ」
「だって俺がAの後ろの席になって
めちゃくちゃ喜んでたの、知らないでしょ」
「…知るわけないじゃん」
「……なんかいつもの調子で言っちゃったけどさ、
俺、本気でAの好きだから」
髪を掴む力が弱くなったのを確認して
恐る恐る後ろを向くと、景瑚と目が合う
いつもの余裕そうな笑みを浮かべながら、耳はめっちゃ赤いし
「…なんって言っていいか、わかんない」
「いいよ、今はそれで。
あ、明日からも普通に接してね？
俺補習だから行かなきゃだ、、じゃあねA｣
私の頭を優しく撫でてから
スクールバッグを掴んで、
ドアまで行ったところで私に手を振ってから
教室から出ていく
…意識しろって言ったのはどこの誰だよ、
この席も、案外悪くないかも
fin.
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くう(プロフ) - はじめまして！いつも小説楽しませてもらってます！！あのリクエストなんですが、蓮くんと高校生ーって感じのお話見たいです(^^)主さんのペースでいいのでこれからもステキな小説書いてくださいね！！ (2020年2月25日 22時) (
レス) id: ddbb6960dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し37687号(プロフ) - 小日向さん» ありがとうございました！！とってもきゅんきゅんしました(^_^) (2020年2月11日 16時) (レス) id: 4aa7959571 (このIDを非表示/違反報告)
小日向(プロフ) - 名無し37687号さん» コメントありがとうございます(^-^)/ヨンフンくん書かせて頂きました！ (2020年2月11日 0時) (レス) id: 2feb568e7e (このIDを非表示/違反報告)
櫻 紅(プロフ) - 小日向さん» リクエストお答えいただきありがとうございます！すごいキュンキュンしました！これからの更新も楽しみにしています！！ (2020年1月27日 7時) (レス) id: 69e9e9ec66 (このIDを非表示/違反報告)
小日向(プロフ) - 櫻 紅さん» ありがとうございます(T-T)遅ばせながら大平くんのお話書かせて頂きました(^^) (2020年1月27日 0時) (レス) id: 2feb568e7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小日向 | 作成日時：2020年1月7日 19時
