寒空の下 Ohira.S ページ25
Ohira Shose
(リクエストありがとうございました)
キーンコーンカーンコーン
意識が朦朧としている中
遠くの方でチャイムが響く
危ない、寝ちゃうところだった
今日は先輩で彼氏の祥生くんと一緒に帰る
……はずだったけど、委員会が長引いてるみたい
その間溜めてる課題でも消化しとくか〜
なんて思ってたけど
周りに誰もいなくて基本静か
たまに聞こえる吹奏楽部の音楽が子守唄に聞こえて
睡魔が襲ってくるから
机に突っ伏しそうなのを耐える
外ではサッカー部の掛け声が聞こえて
大会近いのかなぁとか思ったり
祥生くんはダンス部
なんなら、私が部活動見学で
ダンス部を見に行った時に一目惚れした
ほんっとうにかっこよかったんだから
あーあ、そんなこと今考えたらキリがない
課題やんなきゃ、、、
「…さっきから表情コロコロ変わってんなあ」
「しょせ、くん！いつからいたの？」
「んーさっき。ごめんなぁ、長引いて」
眉毛を下げて申し訳なさそうな顔をしながら
私のほうに寄ってくる
私の机の上に広げられたプリントの束を手に取る
「課題？溜まりすぎやろ」
「気付いたら溜まってた」
「ちゃんとやってや〜」
そう言って私の頭をぽんぽん
祥生くんは私に甘い
ちょっとやそっとのことじゃ怒らないし
説教もしてこない
いつも、
まぁAやしなぁ、しゃあないなぁ
ってふわふわした笑顔で
「よっしゃ〜、もう暗くなってきそうやし帰る？
あーこないだ言っとったタピオカ飲みに行ってもええけど」
「えーどうしよなー」
「うちくるのでもええよ」
「…っへ」
帰る準備をしながらさらっとそんなこというから
変な声が出る
「なんやその間抜けな声ー」
ふはは〜って笑ってるけど
祥生くんは私が戸惑っていることを
わかってないからタチが悪い
「じゃあー、タピオカ買ってうちで飲もか」
「そ、そうしよっか」
別に祥生くんの家に行くのが初めてじゃないし
祥生くんの両親にも会ったことあるし
でも彼氏の家ってのは
何回行っても緊張しない？？
私だけかな
「うわぁ、マジさっむいな今日」
祥生くんは人一倍寒がりだから
ここは雪国かと錯覚するようなモコモコのダウンに
クリーム色の手袋と
私がクリスマスにあげたおそろいのマフラー
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くう(プロフ) - はじめまして！いつも小説楽しませてもらってます！！あのリクエストなんですが、蓮くんと高校生ーって感じのお話見たいです(^^)主さんのペースでいいのでこれからもステキな小説書いてくださいね！！ (2020年2月25日 22時) (
レス) id: ddbb6960dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し37687号(プロフ) - 小日向さん» ありがとうございました！！とってもきゅんきゅんしました(^_^) (2020年2月11日 16時) (レス) id: 4aa7959571 (このIDを非表示/違反報告)
小日向(プロフ) - 名無し37687号さん» コメントありがとうございます(^-^)/ヨンフンくん書かせて頂きました！ (2020年2月11日 0時) (レス) id: 2feb568e7e (このIDを非表示/違反報告)
櫻 紅(プロフ) - 小日向さん» リクエストお答えいただきありがとうございます！すごいキュンキュンしました！これからの更新も楽しみにしています！！ (2020年1月27日 7時) (レス) id: 69e9e9ec66 (このIDを非表示/違反報告)
小日向(プロフ) - 櫻 紅さん» ありがとうございます(T-T)遅ばせながら大平くんのお話書かせて頂きました(^^) (2020年1月27日 0時) (レス) id: 2feb568e7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小日向 | 作成日時：2020年1月7日 19時
