13.その招待は突然に ページ13
今日もおかわりと戦いながらおいしかった夕食を終えた。
そして。
zm「せや、俺Aを誘拐したいんやけど。」
「へ？？？」
多分ゾムと出会ってから1番間抜けな顔をしていたと思う。いや寝起きの方が惚けてたかもしれないけれど、それは記憶にないのでノーカンにしてもらおう。
目の前の彼は私の反応を見てさぞ楽しそうに笑っている。
誘拐ってどういうことだ。そもそもそれを本人に言うのか。笑ってないで説明してほしい。
ゾムはしばらく笑ってようやっと満足したのか、説明を始めた。
曰く、まずゾムはもうある程度動ける状態になったらしい。
本当はまた医者を呼んで確認したいところだが、本人が自分の状態くらい分かるし手当もそれなりに出来るから必要ない、と言っていたので私は彼の言葉を信じるしかない。
まぁでも1週間経っているし、私も手当を手伝っている時に見る感じだと順調に回復しているようには思う。
ここまではいい。
次に、そのために彼は近いうち、明日か明後日くらいにでも、我々国に帰る予定らしい。
これも至極順当である。問題はここからだ。
彼のところのトップ−彼は国の幹部であるからそのトップは正しく国のトップであり、我々国の場合は総統−が私に興味を持ったと。だから連れてこいと命令が下ったと。
zm「まぁ誘拐って言い方はあれやけど、どっちかって言うと拒否権なしの招待やな！
せやから明後日くらいまでに準備してな！」
ゾムはにんまりと告げる。我々国の観光名所とか、城の花園の綺麗さとか、オススメのお菓子なんかを語ってくれている。その様子だけなら自分の作ったモノ(国)を母親に見てもらいたい子どものようでほほえましい、けど。
「そんなこと急に言われても困るんだけど……。」
私の真っ当なはずの抗議は、しかし誰にも届くことはなかった。
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とりあえず総統に言わせとけば便利という風潮。
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ツネキ - お話のつなぎ方、お上手ですね…。いいな…。私の場合、文章を書こうとしても話がコロコロと変わってしまって…。それプラス話の繋ぎ方がどうにも下手くそで、へんな文章が出来上がってしまうんですよね…。尊敬です…！！ (2020年3月11日 5時) (
レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
こは(プロフ) - 雪兎さん» 雪兎様、応援とご心配ありがとうございます。全然無理はしていないので大丈夫ですよ！拙い作品ではございますが、これからも楽しんでもらえると幸いです*^^* (2019年12月5日 23時) (レス) id: ce808de654 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - いつもいつもお疲れ様です。これからも頑張って下さいね！応援してます！あっ、無理は禁物ですからね！お体に気をつけて下さいね？ (2019年12月5日 20時) (レス) id: 2fbdad1c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こは | 作成日時：2019年11月23日 20時
