32.再会サプライズ ページ35
さて、そんなこんなで無事我々国に帰ってきた私はゾムやシャオくん達に荷物運びを手伝ってもらって、今は軽く荷解きを始めていた。
しばらくして、ノックの音が部屋に響く。
mn「お邪魔するめう〜。」
「邪魔するなら帰って〜。」
mn「めう〜。」
Uターンするマンちゃん。
……。
mn「ってノッてしもたやん！も〜Aちゃんお茶目なんやから〜！」
ぷりぷりしながら戻ってきた。可愛い。これがJK？とかいうあれか。
「ごめんマンちゃん。どうしたの？」
mn「今日歓迎会やん？せっかくやからお洒落してもらおうと思っていろいろ用意してん〜。」
そう、今日の夕食は歓迎会を兼ねるらしい。新人、つまり私の歓迎会。バタバタしてて遅れてしまったが、毎回新人が入ったらやってるからな、とグルさんが言っていた。
お洒落とか柄じゃないし気恥ずかしかったけれど、皆が用意してくれたと言われたら仕方ない。あとマンちゃんの圧に逆らえる気もしなかった。
そうしてしばらく。
mn「完成めう〜！！」
どうやら終わったらしい。
鏡を見る。灰桜色のワンピース。綺麗に編まれた髪にメイクアップされた顔。お洒落なブーツ。耳にはお気に入りの歯車イヤリングをつけた。
気恥ずかしかったけれど、こうして完成形を見ると少し口もとが緩む。
「マンちゃん、ありがとう。」
mn「いえいえ。お気に召したようでなによりでございます。」
柔らかい笑顔に芝居がかった口調。そのまま彼は跪いて手をこちらに差し出し。
mn「さぁ食堂に向かいましょう、お姫様？」
悪戯っぽく笑う彼に、私も思わず笑みがこぼれた。
「ふふっ、はい、お願いします。」
食堂についた。扉を開ける。
食卓には12人がすでに待っていた。
……ん？12人？マンちゃんは隣にいるし、……あれ？なんか多くない？
皆ははよ座れや、とか、どしたん、とか、可愛ええな〜、とか言っている。
んん？皆なんでそんな普通なの？？あれ、
「なんで、2人がいるの……？」
“2人”こと紫ヘルメットの彼−ショッピ−と瓶底眼鏡の彼−チーノ−はニヤリと笑う。
cn「いや気づくん遅いでAさん！」
pi「俺らも我々国にお世話になることになったんすよ。」
へ、
「ええっ！？」
最近サプライズが多すぎませんか。そのうち心臓壊れそう。
現状についていけない頭でそんなことを考えた。
--------
12月バタバタしてて書けなかった。
灰桜色は彼女の色にする。今後使うか分からんけど。この色の新人現れたらどうしよ。
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ツネキ - お話のつなぎ方、お上手ですね…。いいな…。私の場合、文章を書こうとしても話がコロコロと変わってしまって…。それプラス話の繋ぎ方がどうにも下手くそで、へんな文章が出来上がってしまうんですよね…。尊敬です…！！ (2020年3月11日 5時) (
レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
こは(プロフ) - 雪兎さん» 雪兎様、応援とご心配ありがとうございます。全然無理はしていないので大丈夫ですよ！拙い作品ではございますが、これからも楽しんでもらえると幸いです*^^* (2019年12月5日 23時) (レス) id: ce808de654 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - いつもいつもお疲れ様です。これからも頑張って下さいね！応援してます！あっ、無理は禁物ですからね！お体に気をつけて下さいね？ (2019年12月5日 20時) (レス) id: 2fbdad1c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こは | 作成日時：2019年11月23日 20時
