･＊ ページ9
『じゃあ手始めに服脱いで。全部』
「ぜ、全部って…」
『あ？身につけてるもん、全部取れって言ってんの』
うー…この慧様怖い……
とりあえず言われた通りに服に手をかけるけど、さすがに自分から脱ぐのは躊躇われる。
『遅い。早くしてくれる？』
ゆっくりやってたら怒られた。
これ以上怒らせない方がいいよね……？
わかってはいるけど、上はともかく下にまで手を伸ばせない。
たらたらしてると、慧様が手を伸ばしてきた。
『いつまでやってんの？時間稼ぎはさせないけど。
……はぁ、せっかく優しくしてやるつもりだったのに残念だったね』
ベッドに放り投げられる。
ふかふかだから痛くはないけど、びっくりした。
慧様ってこんなに力あったんだ……
そこからはあっという間だった。
服を剥ぎ取られ、手錠を付けられてベッドの柵と固定される。
もちろん、抵抗することは許されてない。
抵抗しようとしたらキスされて、俺のものを握られた。
「…ぅぅ……慧、様…」
『は？興奮してんのお前。とんだ変態だな』
慧様の指が入ってくるのを感じる。
痛い。女性のように細くてキレイな慧様の指でも充分痛くて、悲鳴みたいな声が出る。
「…あ"あ"っ！…ぁっ…いだぃ…」
涙が出てくる。慧様の顔が滲んで見えない。
『本当に初めてなんだ』
コクっとうなずくと、空いてる方の手で頭を撫でてくれた。
その感覚に安心してると、指が抜かれた。
『このままじゃ時間かかってめんどくさいわ。痛いだろうけど、もういいよね？』
何が、って言おうとした瞬間、頭がチカチカした。
とてつもない圧迫感で生理的な涙が止まらない。
「…あぅ……や…慧様ぁ…抜いて、くださ……」
『はぁ…しょうがないな』
抜いてくれるかと思ったら、唇が合わさった。
舌がねちゅりと絡み合う。
熱い舌が俺の思考を甘く溶かす。
いつの間にか、痛みが和らいでいて圧迫感も少しはマシになってた。
それを見計らってか慧様が律動を始める。
「ふぁ…！……はっ…やぁ…けえっ…さまぁ！けぇしゃま…ぁ……」
『反応が光そっくり(笑)ヨダレ垂れてるけど大丈夫？』
拭わなきゃって思っても俺の手は動かせないから、
だらしなく溢れるのを止めるすべはない。
「…あっ……けぇ、さまっ…もぅ！」
『いいよ』
頭が真っ白になって、同時に何か温かい物が俺の中に広がった。
あ、終わったんだって思ったら眠気が襲ってきた。
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るち(プロフ) - けーとせーばーさん» ありがとうございます。個人的に雄也くんは執事に1番向いてる気がして……気に入っていただけたならよかったです (2019年8月7日 7時) (
レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - ちょこみんとさん» ありがとうございます（笑）むせすぎてのど痛めないようにしてください（笑） (2019年8月7日 7時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
けーとせーばー - 更新楽しみにしてます！雄也坦なんですよ！だから、普段こんな雄也くんは見られないので、見られて嬉しいです (2019年8月7日 6時) (レス) id: b099531090 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと - 更新頑張ってください！伊野ちゃん推しなのでこうゆう作品を見ると、むせてますw((ｺﾞﾎｺﾞﾎｺﾞﾎ (2019年8月6日 23時) (レス) id: fc7224b334 (このIDを非表示/違反報告)
よしりん(プロフ) - るちさん» はい！ 待ってまーす (2019年7月29日 21時) (レス) id: a57dd735da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るち | 作成日時：2019年5月5日 23時
