俺のご主人様

相談 ページ34

昨日の俺はなんかおかしかった。

慧様の言う通りに動いて、

その挙句、好きにして、なんて……

……でも、宏太様が言ってたことが気がかりだったことも事実。

それでも、まだ手加減してくれてることは

なんとなくだけどわかってしまった。

…やっぱり、俺が良くないのか。

別に狂わせて欲しいとかじゃないけど、

慧様が辛いことはヤダ。







雄「…なんて言うか、お前も健気だよな」

「………どうしても気になってしまって…」

雄「で、慧様のお昼寝の時間にこっそり抜け出してきたと」

「はい…」







何を思ったのか、昼寝の最中の慧様からこっそり離れて、

雄也さんのところに来てしまった。

こんな話、人に相談することでもないんだけど、

雄也さんの優しさについつい頼りたくなってしまう。







雄「…まぁでも、確かにあの慧様にしては優しいな」

「やっぱりそうなんですか…！」

雄「慧様と言えば、とにかく加減知らずだからな」

「……じゃあなんで…」

雄「宏太様の言う通り、慧様はお前を大事に思ってるんだよ」

「…俺は、どうすればいいんでしょうか」

雄「このままでいいだろ。たぶん、慧様は待ってるんだよ」








何を待ってるのかは教えてもらえなかった。

雄也さんは自分で考えてみなって笑ってた。







「…あ、あの…」

雄「ん？」

「…もし、よければ…昔の慧様の話、聞かせてもらえませんか」

雄「昔の…って？」

「…俺相手とは違う慧様が、知りたいです」








無理を承知でお願いしたら、

雄也さんは苦笑いしていいよって言ってくれた。

雄也さんと慧様(ゆーや（リクエスト）＊→←･＊

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