俺のご主人様

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「終わり、ました…！」

『もう手震えすぎ〜(笑)お腹すいた』

「も、申し訳ありません。参りましょう」




歩く時は主の斜め後ろを控えめに。

何を聞かれてもすぐに答える。



昔学んだ執事としてのあり方。

これだけはしっかり守らなきゃ。





『ねぇ今日の朝飯何？』

「本日は慧様のお好きな和食でございます」

『やった。わかってるじゃん』

「…っ！ありがとう、ございます！」









慧様に褒めてもらえた…！

っていうか、慧様最近距離近くない？

すぐに頭撫でてくるし……

俺、女子じゃないからそんなの何も感じないはずなのに…







宏「おい、慧！遅せぇよ、何してたわけ？」

『いやぁ山田がね…俺の体見て興奮しちゃって…』

「け、慧様！変なこと言わないでください！」

宏「へぇ…涼介が、ねぇ……」

「違いますって！うぅ…慧様と宏太様のいじわる…」








あぁもう！雄也さんも笑ってないで助けてくださいよ！

メイドさんたちもみんな笑ってるし…








『あーお腹空いた…』

「す、すぐに用意します！」









「光さん、ごめんなさい…」

光「大丈夫、大丈夫！お前も大変だな(笑)」

「光さんほどじゃないですよ……早速迷惑かけちゃうみたいですし…」

光「慣れてるからな。大したことねーよ。いつでも頼って来いよ！」







お食事を作る時間と、出す準備の時間、片付ける時間だけは

慧様から離れて光さんや雄也さんと一緒にいられる時間。

癒しの時間ですよ……

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