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yb-side.
＊
宏｢涼介！！｣
パニックになった侑李から電話をもらい、上司に事情を説明して大急ぎで家に帰って
リビングの戸を開けてすぐ、大貴が大泣きで駆け寄ってきた。
大｢こうにぃちゃん……っ｣
宏｢よしよし。大貴は怪我してないか？｣
大｢お、おれはへいき。
でもりょうすけと、ゆうちゃんがっ｣
涙でべしょべしょの大貴を抱き上げて、服の袖で顔を脱ぐってやるとしゃくりあげながらそう言った。
侑李？
怪我をしたのは涼介だけじゃなかったのか？
大貴の言葉に慌ててキッチンへ行くと
侑｢……ぁ、こうちゃん、｣
宏｢……っ、侑李、お前！｣
侑｢ご、ごめんなさい……
でも、涼ちゃんが心配で…｣
車椅子は部屋の隅に追いやられ、足や腕に切り傷を作った侑李が涼介の足をタオルで抑えていた。
車椅子を降りて動かない下半身を引きずったんだろう床には血が擦れた後が僅かに残っている。
それを見て嫌でも思い出してしまうのは、病院のベッドの上でぐったりと眠る小さな弟の姿。
全身包帯でぐるぐる巻きにされて、僅かに上下する布団だけが弟が生きているとわかる証だったあの日。
じんわりと血の滲んでいた包帯を今でも鮮明に覚えている。
俺は……あの日から侑李が怪我をすることが何よりも怖い。
侑｢……だいじょうぶだよ。
涼ちゃんの血、止まったから｣
宏｢っ、そうじゃないだろ…｣
涼｢こうにぃちゃ、ごめんなさい
おれがこっぷおとしたから……っ｣
宏｢っ、いいんだよ…、
足の怪我だけで済んで良かった…｣
大貴同様、涙でぐしゃぐしゃの涼介を見て侑李に言って聞かせるのは今じゃないな……と我に返る。
とにかく今は破片を片付けて二人の傷の手当をしないと。
宏｢破片、片付けるからちょっと待っててな｣
俺は大貴を降ろして、箒とちりとりを取りに行くことにした。
＊
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hs07810___lx(プロフ) - 2のパスワードがわからないです😭数字ってなんでしょうか (8月2日 13時) (
レス) @page50 id: ee8e4e6178 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみん - リクエストって受け付けてますか？ (2022年4月17日 22時) (レス) id: e9f6dca195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tom | 作成日時：2022年1月30日 16時
