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二年前、突然現れた"セイフ"の人間たち。
銃火器を持った人間たちはあっという間にオレたちの住処を火の海へと変え
多くの動物や草木がしんでいった。
『逃げろ！』
『お前たちなら逃げられる』
『俺達のことはいいから生きるんだ！』
森の奥ひっそりと佇む大きな洋館で暮らしていた"大切な人たち"も、傍にいようとしたオレたちを必死に逃がして……"セイフ"にころされた。
………なんだったかな。
大いなる野望の為に森を燃やす必要がある……だったかな。
心底くだらない。
オレたちも"あの人たち"にも、あの森で暮らしていたもの達全てに関係のない理由で惨殺されたんだ。
………ユウリの心も。
ym｢……まだオレたちは何も出来ないのかよっ｣
yb｢情報が少な過ぎる。
このまま突っ込んで行ったって、全員無駄死にするだけだ｣
yt｢でも！このままじゃユウリの心が先に壊れるっ｣
tk｢……"セイフ"を潰したからってユウリが解放されるとも限らないだろ……傷の深さは計り知れないんだから｣
yt｢じゃあっ、このままでいいって言うの！？｣
tk｢そうは言わないけど…｣
二年間何も出来ずにいる現状に全員が焦っている。
"セイフ"は大きな組織だから、末端をころしたところで復讐にはならない。
末端はただの使い捨てのコマ。
復讐の為には組織の中枢……森を燃やすと決定を下した人間をころさないと意味が無い。
……途方もなく、果てしない。
今はただ末端の人間をチマチマころすだけで精一杯。
hk｢……お前ら声が大きい。
せっかくユウリが落ち着いて寝られてるんだから静かにしろ｣
yb｢そうだな……悪い｣
hk｢そもそも"あの人たち"は復讐を望んでんのか……？｣
ポツリとヒカルが零した言葉に、全員が口を噤んだ。
hk｢……オレたちは無理矢理、ユウリと"あの人たち"を持ち出して復讐を正当化しようとしてんのかもな……｣
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hs07810___lx(プロフ) - 2のパスワードがわからないです😭数字ってなんでしょうか (8月2日 13時) (
レス) @page50 id: ee8e4e6178 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみん - リクエストって受け付けてますか？ (2022年4月17日 22時) (レス) id: e9f6dca195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tom | 作成日時：2022年1月30日 16時
