story.03 春告げ鳥 ページ18
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高校生設定
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_____俺と侑李の出会いは満開の桜が風に揺られて花を散らす季節。
サッカー部に所属していた俺は、練習中にチームメイトとの接触で足を骨折してしまい病院へ入院することになってしまった。
試合間近での怪我。
制限された生活や思い通りにならない自分の足にイライラして、代わり映えのしない退屈な日々に飽き飽きしていた。
だから、足の骨折以外は至って健康な俺は松葉杖をついて院内をフラフラと散歩をするのが日課に。
その日も味の薄い病院食を食べた後、ベッド横に立て掛けている松葉杖を手にベッドから立ち上がり病室を出てあてもない散歩へ。
(おはようございます)
涼｢……うす｣
すれ違う看護師、見ず知らずの人に挨拶をされることに若干の照れくささを感じつつ歩いていると
〜♪
涼｢……ピアノ？｣
小さな音が耳に届いて足を止める。
院内に響く優しい音色が心地よくて、俺の足は自然と音の聞こえる方へと向いていた。
.
初めてその姿を見た時、本気で天使は存在するんだ……そう思った。
マジで。
徐々に大きくなる優しい音色を辿り、行き着いたのは"プレイルーム"というプレートが下がる部屋。
少しだけ開いた隙間から流れ出る優しい音色に導かれるようにして、俺はそうっと扉を開けた。
大きく切り取られた窓の側、子ども達に囲まれてピアノを弾く天使が………そこにはいた。
涼｢………綺麗…｣
こちらから僅かに見える透き通るほど白い肌。
艶のある黒髪が鍵盤を弾く度にさらさらと揺れる。
時折子ども達へ向ける柔らかく優しい眼差し。
窓の外でピンク色の桜の花びらが舞って
まるで絵画のようなその光景に一瞬で心を奪われたのを何処か他人事のように感じていた。
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hs07810___lx(プロフ) - 2のパスワードがわからないです😭数字ってなんでしょうか (8月2日 13時) (
レス) @page50 id: ee8e4e6178 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみん - リクエストって受け付けてますか？ (2022年4月17日 22時) (レス) id: e9f6dca195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tom | 作成日時：2022年1月30日 16時
