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光side












大貴「本当に薮くん意地悪だよね」










「薮なんて俺が猫嫌いなの絶対に知ってるのに」











裕翔「それでもちゃんと依頼受けた光くんも光くんでしょ」












「仕方ないじゃん。断れない理由あったし」










うわ〜俺猫触ってたんだ…思い出しただけで気持ち悪い









侑李「思い出して気持ち悪くなってんじゃないのよ」








涼介「あの…」







雄也「あぁ山田。今日遅かったね」







涼介「ちょっと図書館で調べ物してて。それでドアの前にこの子が居たんですけど」








【ニャー】









いつもより少し遅れてやってきた山田の手には黄色いリボンをつけた猫…この子もしかしてこないだの?







宏太「あっ、光のところ行ったよ」









「えっえっ待って待って」








【ニャー】










近づいてきた猫と一定の距離をとる。無理、それ以上近づいてこられたら無理。













【ニャー】











慧「光、その子なんか光に言ってるよ?」









「へっ?」










【ニャーニャー】









なんか言ってるって言われても分かんねぇよ。猫語なんて勉強したことないし










涼介「たぶんですけどありがとうって言ってます、その子」











「山田…猫語分かるのか」











宏太「いやいや、猫語以前にだいたいの感じで分かるだろ?」











「そうなのか…」











慧「ほら返事してあげたら?」










「どういたしまして…?」










【ニャー】











雄也「お礼だけ言いにここに来たんだね〜。偉いね」














裕翔「まさしく猫の恩返し」











「うわ〜俺今猫と喋ってたんだ〜、気持ち悪ぃ」










一気に体に寒気が…でも助けたあとお礼に言いに来るなんて賢いやつもいるんだな。めっちゃめっちゃ見直した。それでもまぁ怖いけど

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作者名:小春 | 作成日時:2024年3月16日 0時

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