妖精が壊れた世界 (ページ6)

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涼介side

そして始まった事情聴取。でも俺の話を真剣に聞いてるのは数人で、メモを取ってるのは髙木先輩くらい。

「男に会ったのは大学前の歩道橋の上です。時間は多分10時くらいでした。身長は178cmくらい…多分ゆーてぃくらいの大きさです。…年齢はかなり上だと思います。多分50代後半」

光「大ちゃんと違ってどれもこれも正確な情報ばかりで助かるわ。」

慧「ねぇでっかかった？」

「えっ？」

慧「あれ？見たんでしょ？」

「あっ…いや、」

光「お前は何を聞いとるんじゃい。山田気にすんな」

慧「ひかる痛い！」

なんか綺麗な顔してるのに聞いてくることがえぐいな。っていうかユニークな先輩多くない？たぶんまともなの光先輩と髙木先輩だけだよ

雄也「あのさ…前に被害にあったって言ってた子居るじゃん。その子と言ってることがほぼ一緒なのよね。…同じ場所、時間…そして曜日」

裕翔｢あっ始まった、たかっくんの推理｣

侑李「もしかして露出魔って今日涼介が見た場所に同じ曜日と同じ時間に居れば出会えるかもしれないってこと」

雄也「その可能性あるかなって」

裕翔「だったら来週行ってみる？」

「でも俺もゆーてぃもちぃも授業だよ？」

侑李「教授に言えば何とかなるよ」

教授に言えばなんとかなるって、あの人結構頑固親父だよ？行ける？こんな良く分からないサークル活動の名前出して

宏太「とりあえず来週露出魔捕まえるか。作戦は俺が考える。山田、申し訳ないけど協力してくれない？」

「はい…僕でいいなら」

大貴「お前にぴったりな案件だよ。変態だからな。また鼻血出すなよ」

捕まえる…とは？と思ったしなんか腹立つことも言われたけど薮先輩に言われると断れるわけもなくて

宏太「とりあえず今日は解散だな。また知念とか裕翔づてに山田に来てもらう日伝えるね！お疲れ様」

侑李「涼介帰るよ」

「えっ、あっ、お疲れ様でした」

とりあえず引き受けることにした