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ページ38

裕翔side














宏太「みんなお疲れ様。とりあえず各ペア報告し合おう。俺らは山上さんから話を聞いた。とにかく三好さんのことを大切に思ってるんだなって。旅行とかご飯とかよく行ってた仲みたいだったし」










涼介「それならうちも会社の人みんな2人はすごく仲がいいって。特に会社の人間関係で悩んでる様子もないって」













侑李「余計に分からないね。亡くなった理由が」









光「俺らはホテルに行ったんだけど、実はこういうのが見つかってね」








そういった光くんの手元のスマホには好きでしたと書かれた落書きの写真










光「こんな綺麗なホテルに落書きだなんて怪しいなと思って。それでホテルの人に聞いたの。そしたら今までこんな落書き無かったって。だから三好さんが書いた可能性が高い」











みんなの調べてくれたことを聞いていくうちにどんどん俺が予想していたものに近づいていく。真実に近づけは近づくほどみんなが苦しくなるのに。








雄也「ねぇ裕翔?」







「えっ…あっ、そうだね」





侑李「絶対に聞いてなかったでしょ」







雄也「どうしたの?裕翔…なんかずっと変だよ」








「ごめん」









光「どっか体調悪い?」









「ううん、そんなんじゃないの……実はさ、今回の事件。俺が学生の時にあった事件と似てて。もしかしたら分かったかもしれないんだ。三好さんが亡くなった理由。もし良かったら俺の過去と一緒に聞いてくれない?」













大貴「裕翔はいいの?」











「うん、聞いて欲しい。みんなに俺がどんな人間だったのか」

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作者名:小春 | 作成日時:2024年2月22日 22時

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