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宏太side
「えっと改めてお話を伺いたいのですが山上さんは三好さんの同僚でよろしいですか?」
【はい。こんなこと大学生の皆様に頼むのはおかしいってことは分かってるんですけど、警察はもう取り合ってくれないし、探偵とか雇うお金とかないし……すいません】
「あっいえ!僕らも困っている人がいたら助けたいだからこの活動をしているんです。だからお気になさらず」
俺と侑李は依頼主の山上さんにお話を伺うことにした。
【でもなんで同僚の僕がこんな依頼をするのか…変だと思いますよね】
侑李「はい。変です。身内でもないあなたがなんでですか?」
【はは笑 正直ですね。三好とは会社の中でもなんならプライベートでも僕がいちばん仲良かったんじゃないかって言えるほどずっと一緒に居たんです。そんなに近くにいたのに三好が自分から死ぬなんて思えなくて。会社でも1番のエリートだって上司や後輩とも仲良かったですし、家族の皆さんともご友人の方ともよく遊びに行ったりしているみたいで、話もよく聞いていて。だからなんでって…何に苦しんでいたのかなって】
「そうだったんですね…」
山上さんが三好さんのことを本当に大切に思っていたんだなと思う。俺がもし三好さんの立場だった時ここまで大切に思ってくれるの…光くらいかな
侑李「全く心当たりないんですか?」
【ないんです】
侑李「そうですよね…」
「とにかく山上さんがどういった経緯で僕達に依頼してくださったのか分かりました。あとは他のものが三好さんの周りであったり会社に話を聞きに行っておりますので、また1週間後にこちらに来ていただけますか」
【会社にも…ですか】
「はい。あっもちろん社長様には許可も取っておりますし、優秀な人材を派遣してるのでご迷惑にならないようにします。ご安心ください」
【ありがとうございます。では1週間後よろしくお願いします】
侑李「ねぇ涼介と伊野ちゃんのこと優秀な人材なんて言ってよかったの?」
「へ?うん。あの二人ならなんとかなるでしょ。1番問題なのが光と大ちゃんペア」
侑李「あぁなんとなくわかるかも」
侑李がそこまで警戒してないってことはあの人は三好に何か手をくだしたってわけではなさそう
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作者名:小春 | 作成日時:2024年2月22日 22時