妖精が壊れた世界 (ページ3)

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涼介side

裕翔「えっ！露出魔に会ったの！？」

「そう。遅刻したしなんか見ちゃったし、朝から最悪だよ」

侑李「本当に居たんだ。露出魔」

あれから急いで大学に向かったものの結局授業には間に合わず、なんで遅れたの？という問いただしにもちろん寝坊という正直に話した。けどどうしても朝あった出来事を自分一人だけでは消化することができなくて高校からの友達の知念と裕翔に話した。

まぁ遅刻した罰としてパフェを奢る羽目になったけど

裕翔「でも露出魔にあってどうしたの？」

「いや、なんか高校生くらいの男の子が助けてくれて…それでなんとかなった」

侑李「歳下に助けられたの？ダサすぎる」

「だって普通に目の前にばって出されたらビックリして動けないでしょ？」

侑李「僕だったら蹴り飛ばす」

「あ〜その子も確かに蹴り飛ばしてたな」

オマケに口も悪かったなんてことは言わないでおく

裕翔「でもその露出魔に会ったんだったら報告しないとな」

「報告って？」

侑李「はぁ？まさか涼介をあそこに連れていくの？」

裕翔「だって一応案件じゃん。犯人捕まえるため手がかりになるじゃん。薮くんたちも喜ぶと思うけどな〜」

「待って待ってなんの話？」

よく分からない会話が俺の前で繰り出されていて、俺の頭の中はキャパオーバー。悪いなと思うけど、会話を止めてしまう

裕翔「うーん…ほら、やっぱり説明するの難しいじゃん。よし涼介、この後時間ある？」

「ん？時間はあるけど…」

裕翔「じゃあちょっと着いてきて欲しいところがあるんだ。もちろん知念もね。責任は俺がとるし、薮くんにもちゃんと俺から話すから」

侑李「僕は本当になんにも関与しないからね」

裕翔「そうと決まれば、荷物まとめて！行こ！」

「行くってどこに？」

裕翔「俺らのサークル」