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光side
実くんはどうやら大ちゃんに懐いたらしく、あと大きい人が怖いということもわかった。だから俺や雄也、裕翔、伊野ちゃんが接触するのは無理らしいので大きい組は翔くんを担当することに
「翔くんって何歳なの?」
【14です。中学2年…実は小学6年生です】
雄也「まだまだ子供だね…お母さんとお父さんは何してる人なの?」
【お母さんは専業主婦です。お父さんはトラックの運転手】
慧「学校は?」
【いけてないです。もう戻れないんです。お父さんとお母さんに車に乗せられて遠くに連れてこられたから家があった場所に戻れない】
「そっか…大丈夫だよ。」
泣きそうな翔くん…この歳で両親に捨てられるってどんな気持ちなんだろうか。きっと孤独で苦しい。
【痛い…痛いよ、お兄ちゃん】
涼介「ちょっと知念!」
少し離れたところにいる実くんと山田の大きな声が聞こえて、なにかあったのかと心配で見に行くと、知念が実くんの腕にある痣の治療をしてた
「知念…?」
侑李「大丈夫。大丈夫だから…大丈夫」
大丈夫大丈夫ってつぶやきながらずっと実くんの腕を痣をさする知念。さすりすぎてもう実くんの腕の痣が真っ赤になるほど
【痛い…痛い…離して】
大貴「知念」
大ちゃんに腕を掴まれてようやく我に返ったように反応した知念。
侑李「あれ僕いまなにしてた」
「ずっと実くんの腕の痣をさすって大丈夫大丈夫って言ってた」
侑李「ごめん…あまりにも痛そうだったから」
実くんは知念にも怯えるようになっちゃって、大ちゃんの言うことしか聞かなくなってしまった。まぁ大ちゃんも小さい子が苦手だからずっと顔引きずってるけど
「知念…大丈夫?」
侑李「えっ、大丈夫…笑 ちょっと宏太の様子見てくるね。」
俺は見た事なかった。あんな悲しそうに笑う知念のこと
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作者名:小春 | 作成日時:2024年2月22日 22時