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慧side











みんなが調査に行っている間に俺と大ちゃんは病院に。まぁ俺は大ちゃんの付き添いだけど










「いや〜今回も問題なしで良かったね〜。もちろん今まで通り薬はきちんと飲むこと!激しい運動は禁止だからね」










大貴「はいはい。分かってますよ」









薮達からの報告も聞きたいし、とりあえず病院から歩いて大学に向かう。












大貴「ねぇ伊野ちゃん」







「なに?」






大貴「言わなくて良かったの?」






「なにを?」







大貴「伊野ちゃんが天狗の子だってこと」








まぁるいくりんとしたその目でまっすぐ見られるの俺が苦手なのわかっててやってるでしょ?









「言わないよ。言っても何にもならない。現に今はもう天狗の子でもないしね。」






大貴「でも…いつかはバレるよ。絶対に」





「その時はその時だよ。しかもバレた場合大ちゃんも共犯ね?俺が天狗の子だって知ってたのに黙ってたんだから。」





大貴「でも罪の重さは伊野ちゃんの方が重いよ」






「別にいいよ。俺隠し事が全部悪い事だと思わない。知らなくてもいいことってあると思うし、これもそこひとつ。大ちゃんの病気のこともね」






大貴「ふーん。伊野ちゃんがそう言うならそれでいいや」







分かってるよ。大ちゃんは俺が心配で言ってくれたんでしょ。ツンデレだからね、直接的に心配だよっていう言葉掛けはしてこないけど。何年一緒に居ると思ってんのさ。










「大ちゃんも治るといいね。あと山田と仲良くね」






大貴「どっちも無理だな」





「ふふ笑」

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作者名:小春 | 作成日時:2024年2月22日 22時

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