片腕のないシンデレラ

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圭人side









大貴分かった









送ったメールに返信が来て一安心｡







｢涼介､大ちゃんから返信きたよ？｣






涼介｢うそ！なんて？｣





｢いいよって｣




涼介｢やった！．．．このまんま夜も3人で食べれるかな。ひかに連絡しとく｣









涼介がずっと言ってたんだ。大ちゃんの笑顔が見たいって｡だから圭人も協力して欲しいなんて言われれば協力しないわけなくて笑 何回も涼介からは大ちゃんに遊びに行こうって誘ってるみたいだけど断られてばっかで、試しに俺が誘ってみると案外おっけいだった｡









涼介｢圭人には良くて、俺にはダメなのか．．．なんのちがいが｣






｢多分特に理由はないと思うけどな。今回は多分まぐれ｡｣





涼介｢ならいいけどさ．．．｣









学校が終わり待ち合わせの下駄箱前の広場に出れば大ちゃんはちゃんと待っててくれた。









｢大ちゃんごめん。遅くなっちゃった｣






大貴｢いや、全然｡あれ、涼介も？｣




涼介｢今日は俺も部活休みだし!!．．．それよりさご飯食べに行こ？ひかにはもう連絡入れてるから。｣





大貴｢えぇ．．．｣





涼介｢めっちゃ嫌そうな顔するじゃん、いいじゃん｡久しぶりに！｣





｢涼介このために今日めっちゃ授業頑張ってたから、お願いだよ。大ちゃん(小声｣






大貴｢分かったよ．．．｣






涼介｢やった！大ちゃんとご飯とか久しぶりだなー！俺、ちょうど買いたいものとかもあるしショッピングモールの所でいい？｣







｢うん!!．．．大ちゃんありがとう(小声｣








大貴｢いいよ、別に｡気にしなくても｣








涼介を見る大ちゃんの目はすっごく優しいお兄ちゃんの目をしてて、こんな穏やかな顔すら久しぶりに見るもんだから不思議な感じ｡

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