片腕のないシンデレラ

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大貴side









｢なんであいつこんな所に呼び出したんだよ。｣









昨日大志から急にここ。丘の公園に来いって連絡が来た。あんまりここにいい思い出はない｡兄弟と1番一緒に過ごした場所だったから。









｢綺麗．．．｣








周りには街灯も少なくて都会なのに星がよく見える。１回家出した時もここに来て1人で欲しみてたっけ．．．







？｢大ちゃん．．．｣








｢えっ．．．｣





？｢なんで．．．ここに．．．｣








聞きなれた声に振り向くと何故かみんなが居た。








｢なんでここにいるんだよ｣





涼介｢大志くんに呼ばれて｣





｢あいつ!!．．．．．．大志!!｣




後を追うようにやって来た大志。絶対に言わないって約束したじゃん。







｢お前絶対言わないって約束したじゃん。なんで勝手に言ってんの？｣







大志｢大貴．．．素直になろ？俺さ、あの日からずっと大貴宛の手紙を受け取ってて．．．みんなを裏切ってるみたいですっごい嫌だった。それに大貴はこんなにいい人たちに囲まれて生きてるんだなって感じた。だからもう1回．．．元の生活を一緒に送りたいなって思った。｣






宏太｢良かった．．．元気そうで｡まさか俺らもここに大ちゃんがいるなんて聞かされてなかったから、びっくりしたよ。｣






いらない。そんな貼り付けたような笑顔いらないよ。宏太．．．無理に笑わなくたっていいよ








大志｢俺は関係ないから、戻るね。大貴．．．本当にどの道が正解なのかきちんと自分で考えて．．．俺は信じてるよ｣









なんだよそれ．．．俺の気も知らないくせに

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