【セラヤTV】俺と友達と、その友達。

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A「お二人とも！」

「どうしたの？そんな焦って」

A「仕事来ました！案件です！」

「お、俺たちに？」

『すっかりマネージャーだね』


A「そう言ってもらえると嬉しいです！

この人気アプリなんですけど……お二人ともやってます？」

『やってる』

「ほ、ほんとにそのゲーム会社から？」

A「本当です」

「騙されてたり、とかは」

A「安心してください！大丈夫ですよ」

『Aも来る？』

A「私は行けないんです」

『なんで？』

A「私は関係者の一人にいれてもらえないんだそうです」

坂井と二人で顔を見合わせる。

「せっかくの初仕事なのに？」

『どうにかならない？』

A「こればかりは、どうも」

Aちゃんは残念そうに肩を落とす。

「俺たち、せっかくの仕事だから頑張ってくるよ。

安心してね」

『別室でもいいから見てて』


俺たちがそう言うとわかりました、といい部屋を出ていった。

「ねぇ俺さ、か」

『かっこよかったよ』

「坂井のほうがかっこよかったけどね」

『かっこいいってなんだろう』

「あ、あの動画の服はかっこいいよね？」

『うん、かっこいい。……と思う』

「思う、か」

『女の子についてもっと勉強しないとね』

「だね」

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