降谷零の上司 2【名探偵コナン】 (ページ9)

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「.......組織からですか？」

『うん、明日の夜に作戦決行らしいよ』

「作戦？」

『たぶんラムが考えてた作戦なんじゃない？全然知らないけど』

考えを巡らせるが、一体なんのの作戦だろうか。
明日のことを今日言うくらいだから、恐らくジンにもギリギリまで知らせていなかった重要なものなのか。

『あ、ここら辺で大丈夫！』

「はい」

車を路肩に止めて、Aさんがシートベルトを外す。

『わざわざありがとう』

「いえ、大丈夫です」

『私が戻ったらFBIと会議するから準備よろしくね』

「.......わかりました」

また後でね、とドアを閉めて行ってしまった。

くそ、なんでこの国の政府はFBIとの合同捜査なんかを許したんだ。
憎き赤井秀一と接点が増える上に、Aさんと赤井が関わるのを見なくてはならない。

「組織なんか早く壊滅しろ.......」

そうだ、組織なんか壊滅してしまえばこの国は守られる。
そしてAさんは赤井と会わなくなる。俺がこの想いを伝えられる。

俺の日本から早く出ていけ赤井秀一。

俺はぐっとアクセルを踏み込んだ。

「は？」

「降谷君、Aは？」

「会議室で大人しく待っておけ赤井秀一。」

「俺の質問を聞いていたか？」

ゼロに戻って早々赤井秀一に会うとは俺はどれだけ不幸なんだ。