降谷零の上司 2【名探偵コナン】 (ページ41)

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「どうしますか、Aさん！」

『.......解体できそうな爆発を探す！全員手分けをして探して！』

「「「はい！」」」

焦りや不安が一気に押し寄せてくる。

まだAさんにこの想いすら伝えられてない、
組織も壊滅できてない。

「こんなところで死んでたまるか.......！」

爆発物を探す、僕が見つけたのはたった2つだけ。

『降谷、いくつ解体した？？』

「たった2つです、カウントダウンはまだ20分でした」

『風見が解体したのは残り10分だったそうよ。そろそろ時間がない。とりあえず犯人2人がいる所に戻ろう！恐らく爆弾はあの周りには仕掛けてないはず。』

「わかりました。＿＿＿＿全員元の部屋に戻れ！」

インカムで全員に指示を出し、Aさんと一緒に戻る。

「悪足掻きは終わった？」

『まあね、最後の時間を有意義に過ごそうと言ったのは貴方でしょ？』

「まぁ、ね」

『それで.......何故私と市川を交換したかったの？』

「そんなの簡単だよ、僕らの居場所を奪った君をこの手で殺るためだよ。」

『居場所.......？』

本来なら身体と手錠を柱に繋げて逃げられないようにすべきだが、爆発してこの2人に生きて罪を償えないような状況にならないようにするために手錠だけしている。

2人とも抵抗する様子はない。

Aさんと2人が向き合って会話をする。

「.......組織で生まれた僕達にはあそこが家みたいなもんだった。

.......なのに、お前らみたいな僕らの気持ちをわからない奴らが奪いやがってよ！！」

そう言って立ち上がったと同時に小さな爆発音が聞こえた。