降谷零の上司 2【名探偵コナン】 (ページ40)

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『＿＿＿＿なぁんてね？』

「っうあ゛！」

Aさんが思いっきりパーカーを着た男の腹に殴りを加えたのを合図に、僕はフードを被った男に殴りかかり、拳銃を手から払い落とす。

『大人しくノコノコ着いていく訳ないでしょう？それくらい分からなかったの？？』

「ｯああ゛」

フードを被った男の手を背中に回して取り押さえている頃にはAさんもパーカーを着た男を同じように取り押さえていた。

『21時48分傷害罪で現行犯逮捕。』

「っはははははは.......ははは、」

2人を立たせて身体の前で手錠をかける。

まるで狂ったかのように笑い出すパーカーを着た男。

「馬鹿なのは君たちの方じゃない？」

「どういうことだ？！」

「.......だってここはもうすぐ爆発するんだから。

君たちは僕ら犯罪者と一緒に死ぬんだ。」

『.......は』

風見が走って突入してきたドアを確認する。

がちゃがちゃと嫌な音がする。

言われなくてもわかった。

「あ、開きません！！」

「中からもうここは開かないんだよ。開ける方法はたったひとつ。この工場が爆発して崩壊するだけだ。」

『お前.......！！』

「大丈夫、すぐには死なせないよ。小さな爆発を起こして徐々に大きな爆発が起こるように仕掛けておいたから。きっと大きな爆発が起こっている頃には僕達は煙で意識を失ってるんだ。

きっと恐怖もなく死ねるんだ。

＿＿＿＿＿最後の時間を有意義に過ごそうよ？」

こいつ、狂ってる。