降谷零の上司 2【名探偵コナン】 (ページ30)

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Aside

「1泊2日なんてあっという間だったね」

『ほんとだよね、楽しかったな～』

「また行きましょうよ！」

『うん！』

キャンプ場を私達は後にしてまた、米花町に帰った。

.

「ここまでありがとう、昴さん」

「いえいえ、ではまた」

コナン君が子供たちの中で1番最後に残った。

『ばいばい、コナン君！』

「うん、またねAさん！」

私は運転席から降りて手を振れば、笑顔で振り返してくれてそのまま毛利探偵事務所の階段を登って行った。

『これ、残った荷物です』

「あぁ、ありがとうございます」

私は沖矢さんの車に乗りきらなかった分の荷物を乗せていたため、受け渡しをする。

『本当に楽しかったです！また行きましょうね！』

「えぇ、ぜひ」

＿＿＿＿＿＿ﾁﾘﾘﾝ

「奇遇ですね～？Aさんに沖矢さん？

ポアロの前で何をしていらっしゃったんですか？」

『安室、さん』

「.......では、Aさん。また。」

『あ、はい！また』

沖矢さんは安室さんと1度だけ目を合わせて帰ってしまった。

薄情者め。私をこの何とも言えない空気感が漂う状況に置いていくな。

気まずい。気まずすぎる。

『じゃ、じゃあ私はこれで.......』

「Aさんこの後ご予定ありますか？」

『え？』

「無いですよね？ポアロ寄って行きませんか？今誰も居なくって」

『いや、でも.......』

「さ！車を駐車場に停めてきてください」

安室さんっていうか降谷ってこんなに強引だったっけ？

目が笑っていない笑顔に押されて私は渋々車を駐車場に停めた。