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Aさんを助手席に乗せ、車を走らせるこの場合どちらの家に向かえばいいのだろうか。
杉原名義の家か、それとも市川名義の家か。
「Aさん、」
『.......ん？』
「どちらのお家に？」
『あー.......』
考えこんでいるようでうーん、という声が聞こえ静かになる。
信号待ちになったため、ちらりとAさんの方を向く。
「Aさん.......？？え」
スヤスヤと眠るAさん。
いやいやいやいや寝た？本当に？
「Aさーん？」
返事は返ってこない。
やばい、本気で寝てる。
写真撮りたい、永久保存版なんだが。
今日ばかりは公安である自分を恨んだ。
「.......かわい」
思わず口に出してしまい、口を抑える。
運転に集中しなければ。
さて、困ったものだ。
生憎俺は杉原名義家も市川名義の家も知らない。
杉原名義の家は米花町で毛利探偵事務所の近く、ということしかわからない。
と、なれば俺の家しかないということだ。
今回の場合安室名義の家であれば
もし組織のメンバーに見られていたとしてもミスティとバーボンがそういう関係だったと思われるだけなはずだから心配無いはずだ。
俺は安室名義の家に車を走らせた。
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椎名桃乃 - とっても面白い作品ですね！降谷さんの滲み出すイケメンオーラにドキドキしますw更新頑張ってください！ (2019年5月23日 0時) (
レス) id: 87ecca1cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コハル | 作成日時：2019年4月27日 21時
