46 ページ46
Aside
腰を引かれて着いたのは、組織に赤井がいた時に2人でよく行っていた行きつけのバー
そういう悪いことをしてるような人が行っても、マスターは何も言わずにいてくれるそういう所だ。
つまり、赤井が素で話せる場所ということ。
「何になさいますか?」
『モヒートを』
「俺はジントニック」
「かしこまりました」
暗めの店内を見渡せば人はまばらにいて、私達はカウンターに座りカクテルを待った。
「.......組織の方はどうするんだ」
『FBIと完璧な連携をとって、組織の情報を確実に得られれば壊滅出来るはず。』
「Aも俺といた時よりも幹部までのぼりつめたのか?」
『もちろん。今ではジンの左腕よ』
「ホォー.......」
カクテルができ、本日2度目の乾杯をしてカクテルを飲む。
ミントの清涼感が爽やかで私は結構好きな方。
「ジンのお気に入りなのか、?」
『まあ、そんなとこ?よく妹みたいに扱われてる』
「そうか」
また訪れる、静寂。
でも赤井との沈黙は嫌いじゃない。
心地いい沈黙だ。
「.......組織を壊滅させたら」
『うん、?』
「俺と一緒にアメリカに行かないか?」
「.......え?」
思考が停止する。
『い、今なんて??』
「だから、」
ぐっ、と沖矢さんの綺麗な顔が近づいてきて耳元に少し掠れた声で囁かれる。
「俺と一緒にアメリカに来い」
どきり、と心臓の鼓動が大きくなった。
550人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明里香(プロフ) - 47話に誤字がありました。「そうんなことない」ではなく、「そんなことない」です。 (2019年4月21日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲羅 - コメント失礼します。中々降谷さんの上司設定は見ないので作ってくださりありがとうございます!とても面白いです、更新頑張ってください。コメント残してすみませんでした…… (2019年3月31日 0時) (レス) id: 2922ef075c (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - 初めまして、続き頑張って下さい。初コメ (2019年3月30日 22時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コハル | 作成日時:2019年3月29日 22時