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お昼時の混雑を乗り切ったポアロでは、俺は大量の食器を洗っていた。
「安室さーん!お客さん今少ないので買い出し行ってきますね!」
「わかりました!お願いします」
誰もいなくなった店内でふぅ、と一息ついた。
降谷零、安室透、バーボン、この3つの顔を持って生活するのは疲れが溜まるものだ。
絶対にボロは出してはいけないし、常に死と隣合わせの状況に置かれている。
__カラン
「いらっしゃいませーって、コナン君!と.......」
『お久しぶりです〜!安室さん!』
Aさんがふわふわ笑って来た。自然と頬が緩む。
ポアロの雰囲気が明るくなった気がする。
「お久しぶりですね?もう来てくださらないかと思いましたよ。」
『ふふ、いろいろ忙しくて』
悪戯っ子のような笑みを浮かべて笑ったAさんはまぁそれはもう可愛い。心臓鷲掴みだ。最高。
「何になさいますか?」
『私はコーヒーで』
「僕オレンジジュース!!」
「はい、かしこまりました」
コーヒーとオレンジジュースを用意しながら、Aさんとコナン君がカウンターで話している内容を聞く。
「Aお姉さんに今日は話したいことがあったんだー!」
「そうなの?なになに??」
「あのね、園子お姉ちゃんの次郎吉おじさんのところで今度お披露目パーティーがあるんだけど、」
『へー!なんのお披露目なの?』
「ブルーダイヤモンドの指輪なんだって!」
『ブルーダイヤモンド.......すごそう.......』
「でも、次郎吉おじさんの元に怪盗キッドから予告状が届いたんだって!Aお姉さんって
____怪盗キッドのこと好きでしょ?」
な ん だ と ?????
怪盗キッドが好き???????
『え、?うん!』
「だから、パーティーに僕と蘭姉ちゃんと一緒に参加しない??」
『怪盗キッドに会えるかもしれないってこと??するする!!!』
「コナン君、それ僕も参加してもいいかな??」
頭より口の方が先に動いた。
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明里香(プロフ) - 47話に誤字がありました。「そうんなことない」ではなく、「そんなことない」です。 (2019年4月21日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲羅 - コメント失礼します。中々降谷さんの上司設定は見ないので作ってくださりありがとうございます!とても面白いです、更新頑張ってください。コメント残してすみませんでした…… (2019年3月31日 0時) (レス) id: 2922ef075c (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - 初めまして、続き頑張って下さい。初コメ (2019年3月30日 22時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コハル | 作成日時:2019年3月29日 22時