降谷零の上司【名探偵コナン】

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＿＿＿＿＿＿ｶﾞｼｬﾝ!!!




けたたましい音とともに俺達は突入した。






『動くな！！！警察よ！！！』





銃の取引をしていたのはあわせて6人。
警察が近くにいることには気づいていなかったようで目を見開いていた。


「は？？なんだよどけ！！！」



1人の男がこちらに向かって殴りかかってきた。
この状況で狙うのは女性、Aさんだ。






『いやだから動くなって聞こえてた？？？』

「ゔっ！！！」




ご愁傷さまだ。鳩尾にしっかり決まっていた。
Aさんはこの廃工場の扉を蹴破ったのだ。
しっかり鍛えているに決まっているし、そこら辺の女性よりは力はある。
Aさんは体術ほんと嫌い.......と嘆いていたが。



『ホラ、大人しく捕まる？やる気あるなら来れば？』



「このアマがっっっ！！！」





『おーおー、かかってこい。




犯罪者なりの最後の足掻き付き合ってあげる。』





ニヤリ、と笑うAさんはやっぱり強かった。






俺が倒したのは3人。
風見と市川は1人。
Aさんは2人も倒してた。恐ろしい。







「あ、あの.......」

「ん？」


Aさんが後処理やら連絡やらで市川と風見と3人で待っていた時。
市川がおずおずと聞いてきた。



「現場の時のAさんってあんな感じ何ですか？」

「.......あぁ、口が悪くなるやつか？」

「いつもと違いましたよね.......？」





Aさんは本気になると口が悪くなる。
いつもは笑顔で優しい雰囲気が漂っている。ただこういう状況になると怖い。
あれだ、怒らせると怖いタイプだ。


Aさんが言うに、『大切な部下と日本の安全を守るときに笑顔で居られるわけないでしょ』と苦笑いしていた。



でも、それだけ使命感のあるAさんが俺は好きだ。









「お前も怒られるようなことはするなよ。」

「今日しっかり学びました。」









『なに？私が怒らせると怖いって？』

「「なんでもありません！！！！」」

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