Ｎｏ．184 ページ34
今になって分かる。この時のAは一人でどれだけの不安を背負っていたのか。しかも男だらけの業界で、良くも悪くも目立つ存在。
中｢…俺の考え言うてもええか?
俺も正直､未来が見えへんのは辛い｡確かにデビューができるっていう確信も全くない。
でも､俺は辛いことよりも楽しいことが多いねん｡Aはどう感じてるか分からへんけど、｡
なんで楽しいか分かる？｣
西｢ん？｣
中｢それは､Aも含めた仲間がおるからやねん｡照史も濱ちゃんも、しげ､神ちゃん流星､のんちゃん｡関西ジュニアみんながおるから俺は楽しい。
やけど、A1人でもおらんくなったまた悲しくなるやん。今までもAだって経験してきたやろ？｣
西｢…うん｡｣
中｢個人的な思いやけど､関西ジュニアとして唯一の同期のAにはおらんくなって欲しくないし一緒にデビューしたいって思ってるで。｣
西｢…そっかぁ､､､｡｣
そっと横を向いたらAが涙を流していた。この10年間､ずっと隣で歩いてきたAの涙を見るのは初めてやった。
この時にはもう守ってあげたいじゃなくて守ってあげな。って思ったんよ、｡
西｢ふふ、ごめん。こんな弱い同期で。
…もう1回淳太のために頑張ろうかな笑｣
中｢謝らんでええねん笑Aは強い。誰にも見せずに努力してることも知ってるから。思う存分泣いたらええねん。今日ぐらい
だって俺ら同期やろ？笑｣
西｢…なんか、ええ事言ってくれてるけど腹立つ笑｣
中｢なんやねん笑｣
西｢ううん、ありがとう。淳太に救われたわ〜笑｣
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ってことがあったんよ。懐かし〜！笑
あの時Aが相談してくれてからぐっと距離が縮まって行った気がする。
西｢何淳太にやにやしてんの、笑｣
中｢ん?笑Aが動画で言った”あの時”のこと思い出したなぁって笑｣
小｢ずっと思っててんけど､あの時のことって何?｣
濱｢俺も思ったー!!教えろや淳太!｣
西｢あ〜､”あの時”ね、笑笑
淳太!あれは2人の秘密やから絶対言うなよ!!｣
神｢えー俺も気になる〜笑｣
西｢神ちゃんまで！笑｣
今じゃ俺の事もいじってくるくせに、笑笑
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作者名：はるはる | 作成日時：2023年8月26日 9時
