はんぶんこ 4 (ページ4)

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Ｎｏ．154 ページ4

西岡side

｢忙しなく叫ぶ君の心は｣

神･西｢頑張っている証拠だよ｣

最後はこの曲。やっぱええ曲やな…

今の自分にめちゃくちゃ刺さる

桐･小｢ほらもっともっと｣

小｢さらけ出せばいい!! ｣

みんなの前でも自分をさらけ出せたら楽なんかな…

なんて考える｡

でも今はしんどいとか、痛いとかじゃなくて

ただ、生きててよかったって思ってる。

8人で来れて良かったなって。

メンバーも、同じ気持ちだったらええなぁ…｡

重｢最後行くぞ！！｣

全『♪〜 Hey！！』

重｢最高だぜぇ！！！｣

濱｢ありがとう!!｣

中｢楽しかったよ〜!!｣

終わった…

こんなこと思ったらあかんけど、やっと終わった｡

お客さんたちは私のパフォーマンス楽しんでくれたかな？

最高って思ってくれたかな？

幸せに、なってくれたかな？…

そんな不安と、体調不良の悔しさが急に込み上げる。

もし今日体調が良かったらメンバーも、お客さんも何より自分ももっと楽しめたんじゃないか。

もっと一緒に幸せになれたんかな…??

…泣きたくない。

泣きたくないのに涙が止まらへん

お客さんに｢今日来てくれてありがとう｣

そして、メンバーには｢支えてくれてありがとう｣

そんな気持ちも込めて最後まで、

最後の最後までお辞儀をする。

なんて、。涙がバレないようにする為にもね？

西｢ごめんねー。ありがとう｣

私が言えるのはこのぐらいのこと。

これ以上言葉に出したら涙が止まりそうにないから

先にはけたメンバーを追いかけ舞台袖に走る

あぁ、終わった。

そう思った瞬間なぜだか涙が止まらなくなった

濱｢A!よぉー頑張った!!｣

中｢お疲れ様!!｣

西｢はぁ…っは…ごめん(泣)｣

神｢A､謝らへんの｣

西｢…っん｡…ありがとう｣

なんか…メンバーの顔見たら余計に泣けてきた

それに私の体はもう限界を超えてる

頭がガンガンしてお腹も痛いし腰も重たい

それに今日暑かったからか体力が全部持ってかれてる

メンバーの話す声が遠くになっていく感じがする

…あ、これ

アカンやつかもしれん。

ﾊﾞﾀﾝｯ