No.20 ページ20
西岡side
やっぱり全部話さなきゃだよね、、、。
もう話すしかないのかなぁ、、、
でも、濱ちゃんになら
話せそう。
西「ねぇ、濱ちゃん?」
濱「?」
西「私、検査の結果が良くなかったって言ったでしょ?それは本当の事なんだけど、もっと詳しく言えば、大きい病気になっちゃって、、、笑」
濱「大きい病気?」
西「うん。先生が言うには、、、乳がんらしい」
濱「にゅうがん、、、??乳がんってあの乳がん?」
西「多分、濱ちゃんが思ってる乳がんだと思います笑」
濱「Aが乳がん、、、」
西「なんかね?働きすぎだって言われたの。働きすぎからくるストレスとか栄養失調とかが原因でがんになることもあるんだって。でも、私の腫瘍は小さいから手術をすれば無くなるらしい。だからすぐ手術しないといけないって。」
濱「……」
西「ごめんね?急に言ってもびっくりするよね?笑」
濱「Aは、なんでそんな平気なん。?」
西「……」
濱「あっ、ごめん。変なこと言った。、気にせんといて」
西「平気な訳じゃない、、、。私だって平気な訳じゃないよ!!泣」
濱「そーやんな、ごめん。俺が変なこと言ったから。」
西「ずっと辛いことも我慢してここまでやってきた。みんなと一緒に嬉しいことも悔しいことも乗り越えてきたしみんなに置いていかれないように人一倍努力もしたよ!?努力もしたのに、なんで私が!?泣
もう嫌だよ、、、辛い、苦しい、、、。」
濱「うん、辛いよな、苦しいよな、。Aはほんまによぉ頑張ってんで。」
西「濱ちゃん、、、もう嫌だ、、、泣 助けて、、、」
やっと言えた。
”辛い”も、”苦しい”も、”助けて”も
そして、瞳の奥に隠してた涙も流れてきた。
濱「やっと言ってくれた、、、笑」
西「えっ?」
濱「俺はAの口から直接聞きたかったんや。助けてって、辛いって、。Aがそうやって言ったら俺らはすぐ駆けつけるし、Aを助ける。やからちゃんと自分の口でこれからは言ってな?」
西「うん、ありがとう。、笑」
濱ちゃんに話したら心が軽くなったような気がする、、、。
あのもどかしい気持ちもはんぶんになったかも、?
でも、まだ全部は解決してないのかぁ、、
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作者名:はるはる | 作成日時:2023年4月30日 10時