Ｎｏ．19 ページ19
濱田side
みんなに話すAの顔がおかしかった。
もどかしそうにしてる顔。
濱｢俺、Aと2人で話がしたい。｣
気づいたらそう言ってた
中｢それなら俺ら１回でるか、。｣
桐｢そーやな、1回2人にしてあげよう｣
みんなが出てからシーンと静まり返った病室。
濱｢あのさ､､｣ 西｢なぁ、濱ちゃん。｣
西｢濱ちゃん、私の事怒ってる？｣
濱｢怒ってへんよ。でも心配はした｣
西｢そっか、笑それなら良かった笑｣
濱｢俺からもひとつ聞きたい。A、なんか隠してる事ないか？｣
俺がずっと聞きたかったこと。
Aが倒れるまでの忙しそうにしてた期間、何か言いたげな顔をすることがあった。
正直、俺がAにとって1番やと思ってた。
Jrの頃から一緒に活動してて、お互いのことならなんでも分かったつもりでいた。
やから、Aにとって俺は1番頼れる人と思ってた。
滅多に愚痴なんか言わんAやけど、ちょっとでも、俺の前だけでも弱音を吐いて欲しかった。
弱い所を見せてほしかった。
濱｢A、俺らはAに無理して欲しくないねん。
もちろん頑張るのはええことやし、止めるなんてことはせぇーへん。やけど、Aが無理してまで1人で頑張ってる姿見るのは辛いねん。この気持ち分かる??｣
西｢うん、分かる。私も今のみんなの立場だったら辛い。｣
濱｢ほんで、辛かったら辛いって、助けてって言って欲しい。俺らアホやからそんなことにも気づけへんねん､､､笑 ごめんな？｣
西｢濱ちゃん､､､？泣かんとってや。私まで泣きそうになってくるやんかぁ、笑｣
濱｢え？俺泣いてる？？｣
西｢うん、泣いてる笑｣
今、Aが泣きそうになってくるって言ったけど、俺Aが泣いてるの1回ぐらいしか見たことないんよ、。何十年も一緒にいて
濱｢A！今は濱ちゃんしかおらんのやからなんでもええから話してほしい。どんなことでもええ、仕事が辛かったとか、苦しいとか、検査受けた結果も詳しく教えて欲しい…｣
西｢そー、だね。話さなきゃだよね、、、。｣
濱｢ゆっくりでええから。何分でも何時間でも待つ｣
西｢ありがとう､､､笑｣
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作者名：はるはる | 作成日時：2023年4月30日 10時
