日記発見 ページ1
長谷部「……おい、燭台切。」
燭台切「どうしたの？長谷部君がそんな深刻そうな顔をするなんて、らしくないじゃないか。」
長谷部「話を聞いてくれないか。」
燭台切「なあに？」
黙り込む長谷部。それを急かさずに待つ燭台切。
意を決したように、長谷部は燭台切を見つめる。
長谷部「今日は俺が近侍だろう？」
燭台切「そうだね。」
長谷部「だが主は今、現世に赴き、政府へ報告へ行っている。」
燭台切「うんうん。」
長谷部「主が帰ってきた時に少しでも快適に過ごせるようにと主の部屋へ入り、掃除をしていたんだがな…」
燭台切「主の部屋ってあんまり汚れてないのに掃除したの？」
長谷部「別に良いだろう。で、掃除をしていたらだな……こんなのを見つけた。」
そう言って長谷部は1冊のノートを出す。
ノートの表紙には…"審神者日記No.1"と書いてある。
燭台切「日記か…」
長谷部「ああ。それで…やはり、これは戻した方が良いだろうか？」
燭台切「うん。戻した方が良いんじゃない？内容は気になるけど、プライバシーは守らないとね。」
長谷部「…」
燭台切「長谷部君、結構気になってる？」
長谷部「…まあ、な。主が俺達の事を愛してくれているのは普段の態度からも分かる事だ。しかし、俺は俺が来る前の主を知らない。それに、もしかしたら…考えたくもないが、主は本当は俺達を面倒だと思っているのでは…」
燭台切「それは絶対にありえないね。…でもやっぱり気になるよね…よし、鶴さんとか短刀達に見つからないように僕達がちょっと読んじゃおう！それでキリのいい所で止めて戻そう！」
長谷部「そうしよう。」
薬研「そうは問屋が許さねぇよ？旦那方。」
燭台切/長谷部「「！？」」
薬研「極は隠蔽値と起動が馬鹿高いんだよ。つまり、隠しても無駄だぜ！！どうせなら広間で皆一緒に読んだ方が良い。」
燭台切「こりゃ駄目だね。」
長谷部「大人しく広間で読むとしよう…」
こうして、日記のページは開かれていくのでした…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：spade | 作成日時：2018年3月4日 10時
