恋事情 27 ページ31
『乱歩さんの嫉妬したところが見たかったんです。』
私は自分の思惑をありのままに答えた。
「ふーん、じゃぁ僕が嫉妬したら、どうなるか少しは予測してたんだ、」
『えっと、はい。結構外れていたんですけどね、』
「じゃあ、今から僕が何をしてもAは文句なんて言えないってことだよね、」
そういった乱歩さんの顔は、怪しげな笑みが浮かんでいる。
逃げなければ………
そう思ったときにはもう遅く、私は乱歩さんに押し倒されていた。
『ちょっ、乱歩さん、いきなり何するんですか⁉』
今は、所謂、馬乗りのような状態になっていて、
身動きが取れないのだ。
つまり…………
逃げられない…………
「太宰とばっかり話してさ、
僕のものだって分からせないとね、」
そう言った乱歩さんの目は薄暗く光ってる。
『乱歩さんちょっとまっ………んっ………あっ………』
どうにか待って貰おうと口を開くと、
まるで待っていたかのように接吻をしてくる。
酸素が足りず、取り込もうとすると、
すかさず舌が入ってきて口内を乱れる。そんなのに耐えられるはずがなく、
直ぐに呂律が回らなくらる。
『ら…んぽさ………ん』
「A、さん付け禁止って命令でしょ、命令が守れないAには、
お仕置きが必要だね、 」
そう言って乱歩さんは楽しそうに微笑む。
嫉妬してもらいたい、そう思った自分を酷く恨んだ瞬間だった。
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Rippuru - イメ画上手ですね! (2023年3月12日 18時) (レス) @page3 id: d93a93a5a8 (このIDを非表示/違反報告)
コアまる - 真菜さん» 中也かっこいいですよね!分かりました、書いてみたいと思います! (2019年3月12日 6時) (レス) id: 9253a79ced (このIDを非表示/違反報告)
真菜(プロフ) - 私の推しですみませんが、中也がいいな・・・と。 (2019年3月11日 21時) (レス) id: ef2b815640 (このIDを非表示/違反報告)
コアまる - 真菜さん» もし、 次作の落ちのリクなど有れば、お願いします! (2019年3月11日 21時) (レス) id: 9253a79ced (このIDを非表示/違反報告)
コアまる - 真菜さん» ありがとうございます!そう言ってもらえると、すっっごく嬉しいです(*´∀`*) (2019年3月11日 21時) (レス) id: 9253a79ced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コアまる | 作成日時:2018年12月31日 17時