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軽く一周して、体を鳴らす。
ガラスの向こうでは、さっきの先輩も私のことを見ていた。
私の滑りが好きだと言ってくれたことがあって、私はそれ以来また気まぐれに滑っている。

ツルツルと滑り、ガリッと氷を削って進む。
ある程度体があったまったところで、得意だったサルコウを飛ぶ。
そこから少し滑ってA-2Lz。
段々楽しくなってきて、キャメルスピンからシットスピン、そしてビールマンまで決めた。
楽しい。
私は滑るスピードを上げ、2Aを飛んだ。
やっぱり自分で滑ると3Aの壁はもちろん、3回転の難しさを知る。
3Tだって飛べない、私は楽しかった心が落ちていくのを感じた。
その心を晴らすため、2S。
もう一度シットスピンからのキャメルスピンのコンビネーションスピンをして、最後に2Lo-2Lを飛んで終了。
肩で息をして、リンクから上がって手袋をとった。
息を吐く。
すると、少し離れたベンチに座っていた羽生くんがぱちぱちとよく響く拍手をした。

羽「凄い。Aさん、そんな滑れたんだ」
「...全然だよ、3回転なんて怖くて出来ないし、2Aも怪しくなってきてんだから」
てか、なんで名前知ってんの。
少しびっくりしつつ、ファンクラブの子に殺されないかなぁなんて思う。
羽「小さい頃から居たでしょ、ここ。気付いたら居なかったけど」
そう言って、羽生くんは隣に座る。

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琥珀糖(プロフ) - ぬさん» リクエストありがとうございます。とても素敵なネタですね!頑張って書きます。これからもよろしくお願いします。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - astroyuzさん» コメントありがとうございます。主の性格には特に気を付けましたので、そう言って貰えると嬉しいです!これからもよろしくお願いします。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
- 昌磨君と幼なじみのスケーターさんでエキシビで昌磨君にプロポーズされる小説お願いします (2018年3月30日 8時) (携帯から) (レス) id: b271d24507 (このIDを非表示/違反報告)
astroyuz(プロフ) - 男主のお話がとても好きです。いい男なんだろうな、と楽しく拝読いたしました。ヒロイン嬢もおかわいらしく、癒やされました。この先の更新も楽しみにお待ち致しております。 (2018年3月28日 11時) (レス) id: afb95e6422 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - なほなりさん» コメントありがとうございます、気付くのが遅れて申し訳ございません!そう褒めてもらえるととても嬉しいです!これからよろしくお願いします。 (2018年3月16日 17時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2018年2月25日 22時

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