4-終焉の音 ページ12
辰｢とりあえず、俺は上から見てみるわ｣
｢んー｣
ふわふわと上昇し、ビルの屋上のほうへと移動する。
なにかないかとキョロキョロしながら、ぼーっと空を眺め始めた。
それだけなら良かったのに。
｢！｣
辰｢！？｣
弧を描き夜空を飛ぶ"何か"を、長幸はキャッチして目を見張る。
そしてその後を追うように月まで飛ぶ人影。
見覚えのある姿に、俺は息を呑む。
叫ぶよりも前に、下降していく長幸だったものを追いかけビルやら建物やらを走り抜けていく。
目まぐるしく変わっていく展開に、俺はやはり戦いは嫌いだと再確認した。
追いかけた先、ビルの上から地上の様子を眺める。
長幸の上半身は剛保の首を抱え、二人の下半身はこれを守るように左右に控えている。
対面しているのは寅と丑、共闘の道を選んだようだ。
ビルから飛び降り、二人の前へ着地する。
寅は威嚇し、丑は睨むが気にせずいつもの自己紹介をした。
｢油断させて殺す、寝子｣
失｢...ただ殺す、失井｣
妬｢酔った勢いで殺す、妬良！｣
...二人が居たら、飄々とした笑顔で自己紹介するんだろうか。
そんなことは言ってられない、俺ら3人は合図もなく目の前の下半身へと斬りかかった。
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桜(。・ω・。)華(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年1月19日 1時) (
レス) id: e20fc75ab8 (このIDを非表示/違反報告)
銅のエンゼル(プロフ) - 主人公が格好可愛いです！とっても面白いです！更新頑張ってください( *・ω・)ノ (2018年1月11日 7時) (レス) id: 2f87dbe3f7 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - みこみこスパークさん» ありがとうございます！そう言ってもらえると励みになります (2018年1月5日 19時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
みこみこスパーク - 好きです!! (2018年1月4日 20時) (レス) id: 11d94ade4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀糖 | 作成日時：2017年12月31日 17時
