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辰｢...｣
匂いを辿り公園へ行くと、そこには長幸が1人つまらなそうに夜空を見上げていた。
隣に剛保の姿は無い。
｢剛保は｣
辰｢死んだ。憂城の奴に首飛ばされてやんの｣
やはり、だ。
憂城は既に行動を開始し、約1時間程度でお友達を増やしている。
そして、俺はまだ何も出来ないまま。
長幸は口ぶりに合わず元気が無く、正気は感じられなかった。
やはり二十何年居た兄弟であり、弟であり、家族だったのだ。
俺は、なんとなく手を広げる。
｢長幸｣
相当来ているのか、長幸はあっさりと俺の腕の中に収まった。
年上とは思えぬ震えた手が、俺の背中を回る。
冷却機のようなものはベンチの上に置かれ、余程疲れていたのだろうかと考察した。
辰｢俺、どうすればいいんだ｣
それは俺に言われたものではないのだろう。
まるでもう居ない弟に、それとも誰にでもない奴に言ったのだろうか。
｢...長幸、一緒に行動せぇへん？｣
辰｢あぁ｣
｢殺したくなったら殺してええよ｣
その言葉に長幸は反応しない。
辰｢なぁ、あんたの能力ってなんだ｣
｢...秘密｣
実はというと、憂城に殺された際に能力使ったからその反動でとてつもなく眠いのだ。
寝てしまいそう、てか寝る。
辰｢寝るな｣
｢はうっ、すまん｣
勢いよく頬を叩かれ、眠気は一時的にどこかへ行ってしまった。
長幸の顔は、なにか吹っ切れたような顔だった。
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桜(。・ω・。)華(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年1月19日 1時) (
レス) id: e20fc75ab8 (このIDを非表示/違反報告)
銅のエンゼル(プロフ) - 主人公が格好可愛いです！とっても面白いです！更新頑張ってください( *・ω・)ノ (2018年1月11日 7時) (レス) id: 2f87dbe3f7 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - みこみこスパークさん» ありがとうございます！そう言ってもらえると励みになります (2018年1月5日 19時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
みこみこスパーク - 好きです!! (2018年1月4日 20時) (レス) id: 11d94ade4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀糖 | 作成日時：2017年12月31日 17時
