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「雲野大丈夫か??魘されてたぞ」

心配そうにこちらを覗き込むのは隣に座っていたキャプテンの円堂くん。

どうやら私はいつの間にか寝てしまっていたらしい。

『…大丈夫だよ！ちょっと嫌な夢を見ただけだから』

「そっか、きっと疲れてるんだよ。無理すんなよ！」

そう言ってニカッと笑ってみせる円堂くんはまるで太陽みたいに眩しい。

キラキラと輝いている彼の隣にいると必死に隠している汚く醜い自分がさらけ出されそうで怖くなる。

『…うん、ありがと』

醜く腐った自分が悟られないように、

今日も私は偽りの笑顔を浮かべる。

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作者名：きなこもち | 作成日時：2024年2月3日 17時

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