歌姫のヒーロー【爆豪勝己】 (ページ10)

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試験終了ページ10

「本日の試験はこれにて終了です」

「受験生の皆様はお気をつけてお帰りください」

まわりを見ると皆ぐったりした表情で帰路についている

中には自信満々に帰っていく受験生もおり、この人はだいぶ良い成績を残せたのだろうなーと思う

『(勝己どこかなぁ〜)』

とまわりを探していた

「かわい子ちゃんみっけ！」

振り返ると金髪のチャラそうな男の子がいた

「俺、上鳴電気！この後お茶でもどう？？」

とキメ顔をしながら私の顔を見て

「えっ･･･ちょっと待って･･･本物？」

『えっと･･･本物？？お茶はー無理かな？』

と一応笑顔で言うと

ビリビリビリビリー！

と身体中が放電しだして

「うぇいっうぇいっ」

と顔を赤くしながらグーをし、回り出した

『(ええええ何この人怖っ)』

どうしようかと思っていると

「なにやってんだ」

と勝己が私を見つけて向かってきた

ジャストタイミング勝己！

『あっ勝己！なんかこの人いきなりアホみたいになっちゃって･･･』

あ？と勝己は上鳴くんの方を見て

「･･･馬鹿かこいつ。行くぞA」

そう言って勝己は私の手を取って帰ろうとした

『ちょっと待って勝己！

えっと･･･！私はAって言うの！上鳴くんまたね！』

そう言って笑顔で彼の方を見ると

まだうぇいうぇいしていた

心無しか涙目だったけど気にしないでおこう！

こうして試験は終了