黒の教団 ページ2
夜……
金色のゴーレム、ティムキャンピーを連れた白髪のエクソシスト、アレン・ウォーカーは黒の教団を目指して険しい崖を登っていた。
その頃の教団内
そこのある一室で科学班とエクソシスト一名がアレンの様子をゴーレムを通して見ていた。
特にアレンの様子をまじまじと見ているのはエクソシストのリナリー・リーだ。
そして椅子に座っているのは科学班班長、リーバー・ウェンハムである。
リ「何もんだ?」
リーバーを始め、科学班は皆口々に不満の声を漏らす。
そこにメガネをかけ、片手にマグカップを持った男が来た。
この男こそ、この黒の教団の室長、コムイ・リーだ。
リナリーの兄であり、シスコンである。
コ「何だいこの子?ダメだよ部外者入れちゃ
〜。何で崖から落とさなかったの?」
リ「あー、コムイ室長。それがびみよーに
部外者っぽくねーんすよね」
リナ「ここ見て、兄さん」
そう言ってリナリーはモニターに映るゴーレムを指した。
リナ「この子、クロス元帥のゴーレム連れてるの
よ」
リ「本当じゃん」
するとモニターからアレンの声が聞こえた。
ア「すみませーん。クロス・マリアン元帥の紹介で
来た、アレン・ウォーカーです。教団の幹部の
方にお目にかかりたいのですが」
アレンの言葉を聞き、さらにどよめきが起こる。
その頃、ある教団内の階段では帽子を目深に被り、刀を日本背負っている男が一人そこに座って、アレンの様子を階段の窓ガラスから伺っていた。
?「あのゴーレム…クロス元帥のか…?あいつは
白か黒か…どっちだろうな」
そう言ってまるで射抜くような目でアレンを見ていた。
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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月9日 15時