僕と君の今 ページ19
山岳「俺、てっきりAお兄ちゃんが俺と走るのが嫌だから今回のレースを断ったと思ってた....今までのこともそうだとばかり....」
僕は考えた。本当に悪いのはどっちかと。
そして、僕はこういった。
「山岳。謝るのはこっちのほう....いつも連絡してくれていたのに返事を返さなくてごめん。僕が隣にいると、また昔のようになるんじゃないかと思ったら怖くて....ずっと君から逃げていた」
ずっと言いたかった....でも....君(山岳)が悲しい顔をするんじゃないか?
そう思ったら、話すことはできなかった。
だけど、話さないことによって、こんなにも君(山岳)を傷付けていたなんて....。
山岳「そんな昔のこと、もう気にしなくていいのに....Aお兄ちゃん、今の俺は昔とは違って健康な身体そのものなんだよ?」
「それは....わかってる。それと........山岳に聞いてほしいことがあるんだ」
真波「聞いてほしいこと....?」
僕は山岳に全てを打ち明けた。
『僕の才能と引き換えに山岳の怪我を治してください』と神に祈ったこと。
その後、山岳の怪我は嘘だったかのように回復し、今に至ること。
そして、僕が自転車に乗れなくなったこと。
僕の話が一段落つくと、山岳はしばらく黙り込み泣いていた....。
真波「....っ....俺のせいで....Aお兄ちゃんが自転車に乗れなくなった....俺がAお兄ちゃんの未来を奪った....」
「さん、がく....それは違う」
真波「俺なんかよりもずっとAお兄ちゃんのほうが自転車の才能があったのに....」
「山岳、僕は....」
爐發Π貪戞君と走りたい
ただ、それだけなのに....
その一言が、たったその一言が、何故か喉に何か引っかえたように言葉が出なかった。
この時の僕は山岳の涙を止めようと必死だった。
少しでもまわりを見ていたら、陰から僕たちを見ていた人物にも気付けただろうと思った
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柊黒炎(プロフ) - 異名さん» 異名さん、コメントありがとうございます。しかし、異名さんとこうして話すのは初めてなので、見間違いと言われてもお答えすることは出来ません。申し訳ないです。応援コメントなどは有難いのですが・・・ (2017年7月19日 16時) (レス) id: efc399b360 (このIDを非表示/違反報告)
異名 - 冷酷の魔術師って、星空永遠って、聞いたことあるな~?私のみ間違いかな? (2017年7月19日 15時) (レス) id: 0262f2c5b7 (このIDを非表示/違反報告)
柊黒炎(プロフ) - ☆★☆★☆さん» 返事が遅れてすみません。そういってもらえると、とても励みになります。更新頑張りますね! (2017年6月9日 14時) (レス) id: efc399b360 (このIDを非表示/違反報告)
☆★☆★☆ - この小説とても面白いです。お世辞とかじゃなくて本当に面白いので、更新頑張ってください。 (2017年5月30日 16時) (レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
柊黒炎(プロフ) - 左京さん» そこまで褒めていただき、ありがとうございます!そういえばプロフをチラッと見たのですが、中学生なんですね!高校受験頑張ってくださいね!! (2017年3月10日 21時) (レス) id: 09ba59755e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊黒炎 | 作成日時:2017年1月17日 2時