銀行の地下 ページ13
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ニュートがしゃがんでカバンを開け、ささやきかけながらオカミーのひなを大事そうに中に入れた。
「ほら、お入り…… 」
「あのなあ？」
「いい子だから──みんなじっとして。 こら、ドゥーガル、だめだよ。おとなしくしないと、Aに合わせないぞ…」
ジェイコブはニュートを見つめながら廊下を歩いている。
ニュートの胸ポケットから奇妙な緑の生き物が顔を出していた。ナナフシ虫と植物を一緒にしたような生き物が、興味津々で外をのぞいている。
ボウトラックルのピケットだ。
「僕が下におりなくてもいいように、いい子にしてて。 」
目を上げたニュートは、中央金庫の施錠された扉の隙間から中に入ろうとしているニフラーを見つけた。
「そうはさせないぞ！ 」
ニュートが杖を取り出し、金庫に向けた。
「アロホモラ」
ニュートが呟くや否や、金庫の錠や歯車が回る。
ビングリーが角を曲がってくるのと同時に、金庫のドアが開き始めた。
「ああ、それじゃ、金庫の金を盗もうっていうのか？ 」
ビングリーがジェイコブに向かっていった。
ビングリーが壁の非常ベルを押した。警報が鳴る。ニュートがビングリーに杖を向けて……
「
ビングリーは突然固まり、床にあおむけに倒れた。ジェイコブはあっけにとられている。
「ビングリーさん！」
金庫の扉が大きく開く。ビングリーが固まったままいった。
「……コワルスキー！」
ニュートは急いで金庫に入った。何百という預金の引出しが開けられていて、コインの山の上に座っているニフラーを見つける。
すでに一杯で溢れているおなかのポケットに、もう一本金塊を押しこもうとしながら、ニフラーは反抗的な目でニュートを見る。
「まったく、もう!? 」
ニュートはニフラーをがっちり押さえ、後足をつかんで逆さにして振った。とんでもない量の金目のものが、あとからあとから出てくる。
「だめだよ…… 」
ジェイコブは信じられないという顔であたりを見回たした。どうなることかと怖くて、落ちつかない。
ニュートがニヤッと笑いながらニフラーのおなかをくすぐると、お宝がまだまだ溢れ出てくる。
階段に足音が聞こえ、武装した警備員たちが駆け下りてきて、金庫前の廊下に現れる。
「まずい……違うんだ……待って……撃たないで！ 」
ニュートはすばやくジェイコブをつかみ、ニフラーとカバンも一緒に「姿くらまし」をした。
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杏(プロフ) - つみきさん» 了解致しました☺️承認致しましたのでよろしくお願いします🙌 (2022年5月28日 16時) (
レス) id: 6f386ee796 (このIDを非表示/違反報告)
つみき - 杏さん» ありがとうございます、、、今Twitterにフォロー申請お送りしました！IDは「@cute_Flower___」です！よろしくお願いします☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年5月28日 15時) (レス) id: c3f3b23f10 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - つみきさん» はじめまして！えぇえ！！良いんですか？！😭全然迷惑じゃないです！！むしろ大歓迎です！🙌Twitterのアカウント名を教えて頂けますと幸いです☺️ (2022年5月28日 12時) (レス) id: 6f386ee796 (このIDを非表示/違反報告)
つみき - はじめまして！夢主様のイラストを描かせていただきたいんですかもしご迷惑でなかったらお送りしても良いでしょうか…？(問題なさそうでしたらTwitterの方もフォローさせていただきます) (2022年5月27日 23時) (レス) id: c3f3b23f10 (このIDを非表示/違反報告)
ごっくん2(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！！！確かに…！他作品と比べると少し少ないですよね…！！これからも頑張ります！！ご拝読いただきありがとうございます！！！ (2022年4月17日 22時) (レス) id: f83802f70f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2022年4月7日 16時
