僕のMEGAMI

同じ出身 ページ49

「もうめちゃかわいいんだけど、話してみたら懐かしいイントネーションだったから出身地聞いたら同じ岩手で話が盛り上がったの。ま、私は親戚が岩手にいるって設定で話してたんだけど」

megamiがNY出身となっているし、現在の実家の場所は非公開だからだ。

「ああ、それで」

「なんか、つまんない反応w 翔平君らしいけど」

「Aがその人のことを好きになったのはわかったよ。僕のこと忘れないでいてくれれば嬉しいけど」

少し嫉妬が入り混じる翔平。

「忘れるわけないでしょw この話をしたのは翔平君にも関係してきそうだからだよ」

「どういうこと？」

「久我さんがこんなこと言ってたよ」


『奥州市が出している広報誌に”ハタチの約束(仮)”というテーマで大谷選手との対談を掲載したいってオファーがあったんです。megamiさんなら大谷さんとCMで共演しているからどんな方かご存知かなと思って』


「え？広報誌？ そんな話聞いてないけどな」

「これからあるんじゃない？」

「ええ？ 断りたいなー・・・対談なんて何話せばいいのかわからないし。しかも知らない人と話せないよ。Aだったらいいのに」

「私、奥州市じゃないし、そもそも岩手の高校出身ってことも公表してないから花巻市の人だって知らないよ」

megamiが花巻市出身だと知れたら今頃とんでもないことになっているはずだ。

そしてますます翔平との関係が調査されるだろう。

翔平は「ふーん、ま、興味ないからたぶん断るかな？」と言った。


しかし、のちに断れず受ける翔平なのだった。





そんな誕生日。

翔平は『バースデー弾』を二発放ち、チームも快勝した。

そして、週刊誌も『誕生日なら何かある』と張っていたが、そのまま何事もなく終わってしまった。


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※大谷翔平さんの誕生日にこのネタでアップできたのは偶然です＾＾狙ってたわけではありません。
大谷さん、お誕生日おめでとうございます！ (2023年7月5日)

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