免疫力 ページ42
「うん、明日札幌でデーゲームがあるからね。このまま空港へ直行」
翔平がそう言いながら衣装のTシャツを脱ぎかけた時「空港まで送るけど〜」と倉本が入って来た。
そのときに上半身裸の翔平を見て「キャァアア」と悲鳴をあげ、「ご、ごめんなさい!」と外へ出て扉を閉めた。
そして「ん?」と倉本は気づいた。
megamiいたわよね?
確かめるべくコンコンと扉を叩き「失礼しま〜す」と扉をガチャっと開き細い隙間から中を覗いた。
「なにしてんの?倉本さん」
Aがメインのおかず、鶏肉を頬張りながら聞いた。
「やっぱりmegamiいたのね」
「いるけど?」
倉本が「ちょっと!」と手招きをする。
焦っているようだったので「何?」と扉のところまでモグモグしながら行った。
「大谷君、着替えてるのに、なんであなたがいるのよ?てか恥ずかしくないの?」
「恥ずかしい?」
Aは高校の頃に野球部員達のナマ着替えは目の当たりにしてきたので免疫ができている。
ゆえに男の着替えなんてなんとも思っていない。
すると奥から翔平が「もう着替えましたよ〜」と声をかけた。
振り返ると翔平はAのお弁当を食べている。
「あー!ちょっと!何してるの?」
Aが抗議すると「だって、空港まで持たないと思って」とAが最後に食べようと思っていた卵焼きを食べた。
「大谷〜!!!」
怒るAを見て笑う翔平。
さらに残りをバクバク食べる。
全然悪びれた様子がない。
「ひどーい!私の楽しみがーTT」
「はいはい。じゃあこれあげるから」
翔平はさっきスタッフがコストコで買って来たという「クレープ」をあげた。
平飼い卵を使ったグルテンフリーの低糖質だがおいしいと評判のクレープらしい。
『これなら翔平さんでも食べれるでしょう?』といくつか買って来てくれたのだ。
翔平は『こういうのがあるんですね。ありがとうございまーす^^』と受け取り、おやつにしようと考えていた。
Aにとってもこういうのは問題ないだろうと翔平は最初からお裾分けするつもりだった。
825人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀(プロフ) - ユウナさん» 感想ありがとうございます🥹大谷さんがよく寝るって言う話を読んでたら眠くなりましたwまたよろしくお願いします☺️ (6月8日 12時) (レス) id: 6af7a161af (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - こちらのお話もとっても楽しみです!💞誤字脱字は気にならなかったです!お疲れのところ更新ありがとうございます🙇🏻♀️💞ゆっくり休んでくださいね (6月8日 1時) (レス) @page6 id: 009c333368 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琥珀 | 作成日時:2023年6月7日 22時