真面目な話だったのに・・・ ページ28
「へぇ」
早速翔平はそれを自分の方に引き寄せてストローで飲むと「なんかゆずの香りが強いね。おいしい😊」と言った。
「そうなんだ。私、初めて頼んだからまだ飲んだことない」
「飲んでみなよ、おいしいから」
「ってか、私のなんですけどー(笑)」
翔平はAの反応を見て笑いながら自分のドリンクを飲んだ。
「なんか、レッスンの日は翔平君とほぼ一日中いれるからデートみたいで嬉しいな」とAが言った。
「なかなかこういう時間が作れなくてごめんね」
翔平が謝ると「そんなの翔平君だけのせいじゃないよ。私は私で自分のことで精一杯なとこあるし」とA。
「Aってわがまま言わないよね？」
「へ？」
「先輩や同僚達がいつも愚痴ってんだよ。『オレの彼女、今度いつ会えるの？』とか『私と野球どっちが大事なのー』とか言われるって」
「そう言う人いるよね。でも、翔平君のスケジュール知ってるから『いつ会える？』とか愚問だし、『野球か自分か』なんて答えに困るような愚問もしてもしょうがないしなーって思うし」
「言っとくけど、オレの場合は両方大事。野球は人生で、Aは自分の命以上に大事かな？」
「・・・それは・・・光栄です」
めちゃ真面目に言うのでAは照れ笑いしたくてもできなかった。
「Aは？」
「私は・・・翔平君は私の人生そのものな存在・・・かな？」
ちょっと照れながら答えると翔平は言った。
「何真面目に答えてんの？」
「え？」
「聞いてるほうが恥ずかしいわw」
「・・・えーーーー？」
翔平はAの反応を楽しんでいるのか笑っている。
「自分が真面目に振って来たくせに・・・だから真面目に答えたのに・・・」
Aはブツブツと愚痴った。
すると倉本が「あ、ここにいたのね」とやって来た。
「お疲れ様でーす」と爽やかな感じで答える翔平を見て、Aは(この二重人格者！)と仏頂面をした。
「ごめんね、道が混んでて。もう少しゆっくりしてく？」
倉本がドリンクがあまり減っていなかったので気を使った。
「いえ、大丈夫です。帰りましょう！」
二人はそのままドリンクを持って店を出た。
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琥珀(プロフ) - ユウナさん» 感想ありがとうございます🥹大谷さんがよく寝るって言う話を読んでたら眠くなりましたwまたよろしくお願いします☺️ (6月8日 12時) (
レス) id: 6af7a161af (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - こちらのお話もとっても楽しみです！💞誤字脱字は気にならなかったです！お疲れのところ更新ありがとうございます🙇🏻♀️💞ゆっくり休んでくださいね (6月8日 1時) (レス) @page6 id: 009c333368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀
| 作成日時：2023年6月7日 22時
