ストレッチ ページ26
すると待ち人が来たので片手をあげる梨花。
「どうだった？」とやって来た人物に聞いた。
「やっぱクロですかね。一度現場を抑えた方がいいかもしれません」
「そっか」
梨花は腕を組んで思案すると「じゃ、また連絡する」と言ってそこから立ち去ろうとしていた。
「あれ？ジムにいかないんですか？」
「2時間ほど貸し切られてるって言われたの」
「へぇ、どっかの大物俳優さんかスポーツ選手ですかねぇ」
「かもね」
メガちゃんと背の高い男が気になったけど、あの二人で貸切かぁ。
メガちゃん、超売れっ子になってるから事務所も配慮してんのかな・・・。
じゃ、あの男性は？
んー
ま、興味ないけど、と梨花はクールな笑みを見せて去って行った。
「毎回思うけど別に貸切にしてくれなくてもいいのに」
翔平がジムの受付でつぶやいた。
するとトレーナーが「大丈夫ですよ。ウチは数時間の貸切は当たり前のようにありますから」と言った。
「ゆっくりご利用くださいね」
「ありがとうございます」
もしかして、翔平が倉本にあんなことを言ったから気を使ってくれたのかなぁと恐縮したのだ。
翔平は更衣室で着替えてくると、ウォーミングアップで軽くストレッチから入った。
Aも隣でストレッチに入る。
「翔平君ってデカイくせに体柔らかいよね」
「デカイくせには余計だわw」
「私、硬くて」
前屈で手がつかない。
「ホントだ。めっちゃ硬いな。オレなんて」
ペターっと手が床にくっつく翔平。
ついでに180度開脚もラクラク。
「ええ？」
Aは開脚できない。
「もっとこう伸ばして」
グイグイと右脚を広げようとするスパルタ翔平。
「いたたっ😫」
Aが抵抗する様子を見て翔平は笑った。
「毎日少しずつやればだんだんできるようになるよ」
「わ、私は別にいいもん」
「体柔らかいほうがケガも防げるから、やったほうがいいよ」
翔平はひととおりストレッチが終わるとマシーンの使用へと移動した。
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琥珀(プロフ) - ユウナさん» 感想ありがとうございます🥹大谷さんがよく寝るって言う話を読んでたら眠くなりましたwまたよろしくお願いします☺️ (6月8日 12時) (
レス) id: 6af7a161af (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - こちらのお話もとっても楽しみです！💞誤字脱字は気にならなかったです！お疲れのところ更新ありがとうございます🙇🏻♀️💞ゆっくり休んでくださいね (6月8日 1時) (レス) @page6 id: 009c333368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀
| 作成日時：2023年6月7日 22時
